風の市兵衛(弐)㊱ 玉勝間 辻堂魁
悪名高い金貸しの隆之助が谷中で襲われた。同心見習いの渋井良一郎が探索を進めると、いびつな人間関係と過去の強盗事件に行き当たる。
両替商近江屋に戻った早菜に新たな縁談が持ち上がる。早菜そ案じる市兵衛に武州の地侍からの二十年前の亡夫の敵討ちの助太刀を頼まれる。相手は隆之助と名を変え江戸に潜伏しているという。
市兵衛が用意し、隆之助を討とうとする前夜、渋井親子は、隆之助の事件から発覚した二十年前の茶屋夫婦の殺害事件の犯人を取り押さえた。夜明け、市兵衛は、助太刀し、地侍の仇討は成った。
市兵衛は、新しい縁談を了承した早菜に、結婚を申し込む。早菜は了承する。市兵衛は、今まで預けていた金で、家を整え金を貸して政経を立てることになった。
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