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2017年11月27日月曜日

よろず占い処陰陽師屋へようこそ

よろず占い処陰陽師屋へようこそ 天野頌子
 東京都北区王子 駅の南側の昔ながらの商店街のビルの地下に陰陽屋が開店した。店長は安倍祥明。ここでアルバイトをすることになった沢崎瞬太。母親・みどりが王子稲荷で拾った子どもだった。興奮すると目が光り、耳が上に上がり狐の耳になるり、狐のしっぽが現れる。親も瞬太も一生懸命隠している。小学校の同級生はみんな知っていた。知らない振りをしていた。陰陽屋のバイトでは耳もしっぽも出し、本物でやっている。中学で一緒になった委員長こと高坂史尋は瞬太に興味を持っていたが、気付かない振りをしてやれと言われた。
 祥明は祥明命の過保護ママに育てられた。安倍家は何代も続く学者の家で書庫には膨大な書物のコレクションある。祖父は民族学者、父は宗教学者、祥明も陰陽師について研究者だった。夜も寝ないで片手で食べられる食事をする祥明を見て、このままでは身体を壊すとパソコンに一リットルのジュースを掛けた。そんな家から出ていたのだった。
 「カリスマホスト、陰陽師に転職して人助け」そんな記事が新聞に出たため母親がやってきた。
 

2017年11月26日日曜日

警視庁幽霊係と人形の呪い

警視庁幽霊係と人形の呪い 天野頌子
 警視庁幽霊係の仲間 特殊捜査室(通称お宮の間)
 渡部室長 特殊捜査室のボス。オカルト好きのエレガントな英国風紳士。お気に入りは玉露の御茶
 高島佳帆警部 物に宿った記憶を読む。美女だが酒乱でキス魔。柏木をケンタ(昔飼っていたいた犬)と呼ぶ。今回の人形が妹の持ち物だったことで、両親と妹の事故当時の妹の気持ちが判明する。休みの度に身体が弱く療養している姉・佳帆のところにばかり行くことに嫌気が差していた。両親を独り占めして遊びに行きたかった。療養地に行く途中事故で亡くなった。
 伊集院馨警部補 警視庁の最終兵器? 犬と会話が出来る。かわいいものが大好きなオネエキャラ。
 清水貴行警部補 柏木の先輩刑事。おしゃれでいつも細身のスーツを着ている。マイホームパパ。
 柏木雅彦警部補32才独身 幽霊と話せる能力を持つ。ストレスのため胃痛持ちで牛乳を手放せない。事件現場に行き、幽霊がいれば事情聴取をする。
 桜井史也巡査部長 母親はベルギー人だが大阪生まれの関西人。写真に写っている人の現在の生死を見分ける。ひやしあめが大好物。
 及川結花 とある事件がきっかけで柏木に取り憑いてるキュートな女子高生幽霊。柏木の守護天使と言う。
 三谷啓徳 新進気鋭の霊能者。どけちで守銭奴。清水の高校の同級生。
 
 団地で火事があり一室が燃え一人暮らしのお婆さんが亡くなった。天ぷら油に火が入り火事になった事故だということになった。向いの団地に住む池袋警察署生活安全課勤務の青田がおばあさんの幽霊がいるので見に来てほしいと訪ねてきた。柏木は自分の後継にして自分はここを脱出できると考え、二代目幽霊係の研修のつもりで青田に付き合う。
 お婆さん・堀内さんはチャッピーという犬を探していた。玄関にあった人形を持ち帰り高島に見せる。二人は周りの部屋の住人に聞き込みをし、犬を探す。
 堀内は犬と住める所に引っ越すためのお金が欲しくて保険金を狙いぼやを出すために台所に油鍋をセットして置いた。犬好きと思われていた下の階のスーパーに勤めている息子・石倉良人がコンロの火がとろ火だったのを大きな火にし、油鍋に豆腐を入れた。火がつきやすくなるように。そして出会った堀内にチャッピーを部屋に入れたといった。堀内は犬を探していて死んだ。
 チャッピーは小学生が飼っている。犬に会いお婆ちゃんは消えた。
 人形の持ち主の過去を見ていた高島。亡くなった恋人と柏木の身体を借りて話をした。
 
華麗なる一族の事件簿〜伊集院家の場合〜
 伊集院の従姉妹のストーカーを犬の証言で捕まえた。従姉妹のストーカーではなく、犬のクララのストーカーだった。