2019年9月29日日曜日

一切なりゆき

一切なりゆき 樹木希林
 〜樹木希林の言葉〜
  1943年〜2018年9月15日逝去 75歳

2019年9月27日金曜日

マリネの法則

マリネの法則 川上文代
 マリネ液の配合を覚えて、好みの具材で自在にアレンジ

2019年9月25日水曜日

有機野菜びっくり教室 

有機野菜びっくり教室 東山広幸
  米ぬか・育苗・マルチを使いこなす
  福島県いわき市

野菜づくり虎の巻 家庭菜園検定委員会
  もっとうまくなる家庭菜園教室 作物別

野菜の植えつけと種まきの裏ワザ 木嶋利男
  伝承農法を活かす


2019年9月16日月曜日

烈風ただなか

烈風ただなか あさのあつこ
 鳥羽新吾が薫風館で得た友・栄太は学問を修めるため江戸行った。
 今また、もう一人の友・間宮弘太郎も薫風館を辞め、結婚するという。弘太郎のしっかり者の妹・菊沙(13)が蝋燭問屋の主に見初められ縁談が来ているという。 
 新吾は十六才の今春、元服した。新吾の父・鳥羽兵馬之介は美貌の妻・依子を置いて他の場所で巴と暮らしている。巴に子が宿ったと言う父に、母はもっと巴どのを労れと言う。
 新吾は父が何者か知りたかった。父の裏にいる者は何者と常々考えていた。
 弘太郎の許嫁・室石八千代が、殺され死ぬ寸前の男から金の入った袋を渡された。鳥羽兵馬之介に届けてと言い残した。死んだ男を見たという老人がいたが、遺体が無くなり耄碌していると言われたが明くる朝、老人が川で遺体となって見つかった。八千代は誰にも何を言わなかったが、病気の母に高価な薬を与えるために金を使った。八千代は新吾と弘太郎に話した。新吾は誰にも知られずにすぐ、母親を間宮家に連れてくるよう言い、自分は父の所に行った。
 誰にも知らせることなく、栄太が石久に帰ってくるように言われ、帰って来ていた。二人には会いに来た。島崖をよく知っていると思われていた栄太だったが、知らない降りをしたことで帰るよう言われていた。
 父に八千代のことを話し、栄太のことを頼む。間宮の家に帰った新吾は室石の家があらされていることを確かめ弘太郎と栄太のところに行く。室石の家では菊沙が大騒ぎをして皆を集め、自分たちを守った。
 栄太のいた古寺は焼かれ、栄太が一緒に帰って来た人たちは殺された。栄太は山に隠れていた。古寺から少しの金が見つかった。二代前の藩主の隠し金というほどではなく、誰かがくすねた程の料だった。
 新吾は父から草屈(くさかまり)だと聞いた。公儀と繋がった草屈だった。新吾の五才上の兄・城之介は鳥羽家の秘密を明らかにして切腹しようとした。そして他の草屈に迷う者、揺れる者への見せしめに殺された。父は息子の仇に従う気は無く、死のうとした。それだけの覚悟が有るなら生きて藩に尽くせと言われた。怪しまれず中枢から退くために巴と暮らし始めた。巴も草屈だった。
 藩側に公儀の動きを伝えた。また藩にも間狩者がいた。誰が束ねどれだけの配下がいるのか判らない。
 父は鳥羽の家から出た。新吾が家督を継ぐ。新吾は教授方となり薫風館から政を除き学びの場にするために生きると決める。父はおまえは光の下で生きろと言った。
 

武士の流儀〈一〉

武士の流儀〈一〉 稲葉稔
 町奉行所の与力だった桜木清兵衛は、重篤な病気に罹り余命少しの診断をされ五十才で真之介に家督を譲り隠居した。病気は治り、五十二才で楽隠居を楽しむ。
 真福寺橋 真福寺橋の袂で侍が斬られる所を見た。清兵衛は何も出来なかった。斬られた男・横田耕三郎の連れの男・大木仁右衛門も何も出来なかった。大木仁右衛門のために横田を斬った男を探す。横田はたえという娘が悪そうな男に絡まれている所を助けた。たえは横田からも逃げた。たえが働く小料理屋で横田がたえに手を出したことにされ、尾ひれがつき手込めにされたと噂された。たえを贔屓にしていた篠塚敬四郎が横田を殺した。大木が篠塚を呼び出し敵討ちに出るところ、頃を見計らい清兵衛が篠塚を捕まえ、縄を掛け、藩の江戸屋敷に連れていく。篠塚の諏訪藩と話しあわれ諏訪藩に身柄を渡された。
 犬の仕業 清兵衛の所に来る棒手振りの魚屋・文次が昼寝中の老人の八両入った巾着を盗んだ疑いで捕まりそうな所に清兵衛は居合わせた。文次は違うと言うが岡っ引き・東吉は捕まえようとする。清兵衛は東吉の助けをして調べることにした。取ったのは老人と同じ長屋に住む浪人だった。調べている過程で浪人の仕官が決まったことを知った清兵衛は、東吉に犬が咥えて捨てていたことにしようと提案した。お金は戻ったのだから。
 身を捨ててこそ 桜木真之介と同輩の与力・生駒剛太郎は、酔って帰る途中、手を握る男と女に逢引きか、忍び逢いとは羨ましいとからかった。刀を抜く、抜かないになり、止める女を押しのけた。女は転んだ。二人が行こうとすると男がこのままでは済まぬと言い、名前を聞く。二人は名乗った。相手も名乗った。大番組番士・夏目千右衛門。女は小十人組組頭・坂口官兵衛の娘だった。
 酔いが醒めた二人はどうするか迷う。清兵衛は大切なのは誠意だ。腹を切る覚悟で、命がけで謝れと言う。夏目は土下座されそこまでの侘を入れられれば何が出来よう。天晴れ。何も無かったことにすると言った。
 救いの神 乾物屋の津田屋の息子・佐吉が勾引かされていることを知った。身代金の要求もあり、奉行所には知らせないという津田屋のために動く。佐吉を助け出し犯人の浪人と女を捕まえた。

2019年9月14日土曜日

脳科学捜査官・真田夏希③ 

脳科学捜査官・真田夏希③ イミテーション・ホワイト 鳴神響一
 夏希は横浜市の道路局に勤める高校の同級生・石川希美と伊豆のドライブに行く。希美のデート相手・大友の同僚・結城と希美の友人・夏希の四人。夏希と希美の伊豆お泊まり旅行に追加された合コンドライブだった。ドライブが終われば男二人は東京に帰った。
 朝、上司・中村一政警部から呼び出しがかかる。横浜に戻る電車内で過呼吸で苦しがるセンター試験を受けに行く少女・本間菜月と会う。
 事件はIT企業の社員が絞殺され、時限発火装置で花火が上がるというものだった。犯行声明がSNSで発見され夏希が呼ばれた。また一人、鎌倉の寺院跡で大学教授が殺され、花火が上がる。夏希は敵討ちのような思いを持つが、一人目の被害者が元公安調査庁の職員だと分り、織田はテロの可能性を指摘する。
 菜月と会い、ユリミファというYouTubuで曲を発表していたシンガーソングライターの話を聞く。鍵アカが三人の鍵アカ荒らしにあい、荒れたこと。ユリミファが姿を消したこと。今は亡くなっていること。「冬の花火」「銀の十字架の丘」「ホワイトフェアリー」等曲名を聞くと事件に繋がる。菜月のスマホの「ユリミファの空」のデーターをコピーする。三人の悪質な言葉、ネットいじめが明らかになる。三人のアカウントが調べられ、殺された二人と結城が三人目だと判る。ジュードと名乗る犯人はユリミファの従兄弟だった。
 結城を人質にしたジュードこと立花宗太に、アリシアが翔びかかる。ナイフを向けられるアリシアを助けに夏希が飛びかかる。加藤に逮捕された。夏希は結城に最低男と言葉を投げる。
 織田は夏希に仕事抜きのドライブに誘う。
 

2019年9月12日木曜日

脳科学捜査官・真田夏希④

脳科学捜査官・真田夏希④ クライシス・レッド 鳴神響一
 神奈川県警心理職特別捜査官・真田夏希は、警察官僚の織田信和と湘南のドライブの途中で極秘任務の推薦を受けた。厚生労働省の若手官僚が殺された事件の極秘操作のため根岸分室への出向を命じられる。分室にいたのは組織からはみだした一匹狼の上杉警視だった。真相を探る途中、二人の命も狙われる。
 二人殺され、上杉と夏希は次の殺しのターゲットを突き止める。国会議員の生駒の息子だった。
 上杉は生駒の身辺警護の名目で生駒邸に入り込む。上杉は上司に連絡し、SATを呼び、生駒を人質にして立て籠る。狙撃される。SATの隊長・最上と話をしながら、十四年前の少女暴行事件、二人の死亡事件の真相を暴いていく。
 殺された二人と生駒は、十四年前少女暴行事件を起こした。父親がもみ消した。少女は最上の恋人であり、大友参事官の妹だった。大友が筋を書き、最上が実行した。
 大友は裁判で全て表沙汰になることを願っていた。
 上杉と織田は同期だった。二人の同期に三十才で亡くなったカリナという女性がいた。容貌も雰囲気も夏希に似た女性。二人は彼女が好きだったことを織田が言った。

2019年9月10日火曜日

蘭方医・宇津木新吾⑨ 再燃

蘭方医・宇津木新吾⑨ 再燃 小杉健治
 新吾が松江藩のお抱え医師になって半年が過ぎた。
 次席家老八田による藩主毒殺の陰謀が明るみに出、八田が国表で病死し事件は解決したと思われた。
 奥女中・浪が殺され、その死を隠匿されたことから新吾は隠された事件を暴いて行く。
 家老が用人が殿・嘉明公が、先代の殿の息子・孝太郎を次の殿にせず、嘉明の息子を次期藩主にしようとしていた。そのために浪が利用され殺された。
 新吾は殺されそうになるが、幻宗に助けられる。
 孝太郎が凶暴で素行が宜しくなく藩主にすることを憂えたためだった。新吾の師匠・幻宗は、どんな理由があろうと、ひとの道に外れた手立てで目的を果たそうとすることは間違っているという。
 新吾は抱え医師を辞めさせられる。

2019年9月8日日曜日

亥子ころころ

亥子ころころ 西條奈加
 治兵衛は、番町の旗本屋敷を探す、行き倒れのような男・雲平を助けた。京の菓子職人だった。旗本屋敷が見つかるまで治兵衛の「南星屋」を手伝う。雲平はいい腕をしていた。治兵衛は雲平から新しい技を盗み刺激を受ける。
 雲平の探していた旗本の茶道楽の隠居が突然亡くなり、菓子職人として雇われていた雲平の弟弟子・亥之吉がいなくなっていた。雲平は亥之吉を探していた。旗本の孫・若殿・亀之進は隠居の大切にしている茶器を持ち出そうとして見つかり、隠居の目の前で茶器を落とし割ってしまった。隠居は倒れそのまま亡くなった。亥之吉は割ったのは自分だと言い、姿を消した。亀之進は隠居の死亡の原因と亥之吉がいなくなったのも自分の所為だと思って悩んでいた。
 治兵衛は弟・五郎に頼み割れた茶器を調べてもらう。治兵衛は雲平を連れ、旗本の当主に会う。割った茶器は贋物だった。当主が隠居に内緒で質に入れ贋物を置いていた。治兵衛は亀之進のこと亥之吉のことを話す。亀之進が悩んでいることを知らなかった。
 当主は質から買い戻し、隠居の弟子に教えられ、隠居の茶道具は貸し出すことにした。
 亥之吉は隠居の一周忌に帰ってきた。雲平も南星屋を出て行ってしまうかと思われたが、亥之吉は小田原の菓子屋へ帰り、雲平はもう少し南星屋にいることになった。

2019年9月6日金曜日

永田農法の野菜づくり事典 

永田農法の野菜づくり事典 永田照喜治
 永田野菜のおいしさを家庭菜園で実現できる。
 苗は植えつけ前に根を半分以上切り落とす。
  液肥(住友液肥)で育てるため根を細く多く出させるため

野菜の病虫害対策 野菜だより編集部
 
家庭菜園全科〈2〉 葉もの・茎もの類② 戸澤英男
 栽培と利用のポイント