2024年4月8日月曜日
すべての神様の十月
2024年4月6日土曜日
鬼役伝〈五〉 武神
鬼役伝〈五〉 武神 坂岡真
2024年4月4日木曜日
口入屋用心棒51 五重塔の骸
口入屋用心棒51 五重塔の骸 鈴木英治
2024年4月2日火曜日
長兵衞天眼帳② ぼたん雪
長兵衞天眼帳② ぼたん雪 山本一力
2024年3月31日日曜日
うっぽぽ同心十手綴り⑤ 藪雨
うっぽぽ同心十手綴り⑤ 藪雨 坂岡真
鹿角落とし 綾乃が、去年座員が赤ちゃんを産むのを手伝った女芝居一座が、河原芝居を打っている。勘兵衛は様子を見に行く。幹太郎と名付けられた乳飲み子を抱いたりんに会った。一座の人気は衰えを知らず、連日女芝居は大入り札止めだった。三座からの嫌がらせがあった。夜、縄を切られ芝居小屋が倒壊し、りんは下敷きになり亡くなった。新しく建て直した小屋も、奉行所の見回りをかい潜り、火矢を打たれ焼けてしまう。みんなの応援で、中村座で、りんの法要と名打った一日芝居が行われた。元一揆掃蕩の指揮を執った砂絵師は、佐保之丞一座と一緒に旅に出る。
2024年3月29日金曜日
栄次郎江戸暦30 闇夜の烏
栄次郎江戸暦30 闇夜の烏 小杉健治
矢内栄次郎は、南町筆頭与力・崎田孫兵衛から相談を受けた。商家から二千両以上を盗んだ盗賊の頭が捕まり、手下の闇夜の烏と名乗る者から、三日以内に頭を解き放たなければ、どこかで人が死ぬという脅迫状が届き、すでに一人殺されたという。同心・蕪木真一郎に協力し犠牲者が出ないようにして欲しいと言われる。
2024年3月27日水曜日
長兵衞天眼帳
長兵衞天眼帳 山本一力
2024年3月24日日曜日
大岡裁き再吟味③ うつし絵
大岡裁き再吟味③ うつし絵 辻堂魁
大岡越前は、評定所で、関所破りの罪で裁かれる絵師・土田半左衛門を見た時、十五年前の旗本内藤家と倉橋家の事件を思い出した。内藤斎樹が倉橋弥八郎を斬り、発覚したため内藤斎樹は切腹し、事は収まっていた。
越前は、古風十一を呼び、土田半左衛門と、内藤斎樹と倉橋弥八郎のことを調べるように言う。越前は、半左衛門に、十五年前の斎樹を見たのだった。
越前をうるさく思っている町奉行・松浪と稲生が、老中・本多に越前の行為を訴えた。本多から聞いた吉宗は、越前を呼び内密に牢屋敷で問いただしたのは何故かと聞いた。越前は全てを話した。
半左衛門の磔は無くなっった。江戸十里四方追放となり解き放たれた。大岡様の御指図かと問う半左衛門に番士は老中かもっと・・・と答えた。
十一は倉橋家の用人から命を狙われた。倉橋家の噂が城内を巡っているという。調べていた十一が狙われた。
古風十一は、密猟者の家を潰し、年寄と幼子のいる夫婦・清吉を連れて行った鳥見役平河民部から夫婦を早く返して貰えるように大岡に頼んだ。
2024年3月22日金曜日
芋洗河岸 1 陰流苗木
芋洗河岸 1 陰流苗木 佐伯泰英
2024年3月18日月曜日
うぽっぽ同心十手綴り④ 凍て雲
うぽっぽ同心十手綴り④ 凍て雲 坂岡真
2024年3月16日土曜日
すべての神様の十月
古本食堂 原田ひ香
「お弁当づくり ハッと驚く秘訣集 」小林カツ代著と三百年前のお寿司
「極限の民族」本多勝一著と日本一のビーフカレー
「十七歳の地図」橋口譲二著と揚げたてピロシキ
「お伽草子」とあつあつカレーパン
「馬車が買いたい!」鹿島茂著と池波正太郎が愛した焼きそば
「輝く日の宮」丸谷才一著と文豪たちが愛したビール
珊瑚は、北海道のマンションで、父母の介護をし二人を看取った。次兄・滋郎が急に亡くなり、自分が好き勝手できたのは珊瑚のお陰、と遺産を残してくれた。神田の古い三階建てビル。一階は自分の店「鷹島古書店」、二、三階は、翻訳書を出版している「辻堂出版」。
私は、決心し、いつか私にこの店をやらせてもらえないかと珊瑚さんに言った。珊瑚さんはありがとうと言ってくれた。
2024年3月15日金曜日
貸し物屋お庸謎解き帖④ 髪結い亭主
貸し物屋お庸謎解き帖④ 髪結い亭主 平谷美樹
髪結い亭主 髪結いの道具一式の入った台箱を借りて帰った男が、台箱を置いたまま魚の棒手振りをしている。庸は、男のことを調べる。男は髪結いの亭主だった。女と一緒に江戸を出たが帰ってきた。髪結いの妻は、旦那は名古屋の叔父の手伝いに行っているとふれている。娘の祝言が近く、男は娘の髪を結いたくて帰ってきていた。庸は男の尻を叩く。男は、娘の祝言が近いので名古屋から帰ったことになった。
割れた鼈甲櫛 五才の三太が、拾った割れた鼈甲櫛を売りに来た。庸は引き取ったが、夜、幽霊が現れ鼈甲櫛は三太の元に帰る。鼈甲櫛には縁談が破談になった女の生き霊が付いていた。瑞雲にお札を書いてもらった庸は、三太の家で結界を作る。現れた霊に、三太の母親は、三太に付くのはお門違いだ。破談にした男に付けという。霊は引き下がった。瑞雲は、大店美濃屋に行った。
六尺の釣り竿 幼なじみのさえちゃんが、叔父の代わりに上等の釣り竿を借りに来る。叔母が、釣り道具を置いたまま夜出かける。魚は持って帰ったことがないから、浮気を疑っていた。庸は調べに行きたいが、出歩くことを松之助に止められる。庸は二人に部屋を調べてもらい、叔父と会う。荏胡麻を撒き餌にし引っかけ釣りをしていた。
火の用心さっさりやしょう 火の番人の兵衛六が、拍子木を借りに来る。庸は並んで歩き、夏に死んだことを教える。そろそろ火の番の時期なのに、拍子木を棺桶にいれることを忘れたことも、そろそろ手筈のはなしをしないといけないことも忘れ、番屋で酒ばかり飲んでいることを怒っていた。兵衛六は「火の用心さっさりまやしょう」庸は番小屋で兵衛六の言葉を伝える。拍子木は、若い者に受け継がれた。四十九日だった。
2024年3月11日月曜日
口入屋用心棒㊿ 殺し屋の的
口入屋用心棒㊿ 殺し屋の的 鈴木英治
2024年3月9日土曜日
みとや・お瑛仕入帖④ 江戸の空、水面の風
みとや・お瑛仕入帖④ 江戸の空、水面の風 梶よう子
2024年3月4日月曜日
脳科学捜査官真田夏希⑲
2024年3月2日土曜日
小余綾俊輔の不在講義① 采女の怨霊
小余綾俊輔の不在講義① 采女の怨霊 高田崇史
2024年2月28日水曜日
すべての神様の十月〈三〉
すべての神様の十月〈三〉 小路幸也
結ばれたものは 福の神の吉岡と岡橋が、漫画家の大野原顕と小説家の酒井美海と合わし共同で作品作りを奨めようとした。合わせた瞬間縁結びの神が動いた。縁結びの神は人間界に暮していない。会ったことがない。縁結びの神に仕事をさらわれたと二人は思った。
コンビニで恩返し 父が亡くなり、父のコンビニを手伝っていた兄を助けるために弟は、東京から故郷に帰った。弟は彫像家。高校三年の女子に彫像を教える。女の子は猫を彫って持ってきた。兄弟は招き猫にする。彼女は、猫。猫の恩返しでコンビニのために招き猫を置いてきた。
気象予報士は雨女 気象予報士をしている私は雨女だ。超能力があるのかと思えるほど雨がふる。それを聞いた後輩の伊勢崎瞬君が、自分の実家に私を誘った。湖の祠の守り人だと言う。湖の露天風呂に入り祠に行く。湖の龍が現れ、久しぶりだと話す。雨女だという土井真里奈だと紹介する。おそらく何百年も昔に、龍神と人の間に生まれた子孫に連なるのだと言う。
2024年2月26日月曜日
棟居刑事の証明
棟居刑事の証明 森村誠一
夏の終わりに熱海の海の沖にある休憩台に男が五人、十二三の少女と二十代の女性七人が休んでいた。少女を除く六人は、女性の出した煙草をくゆらした。五時になりそれぞれの方向へ泳ぎ出した。
2024年2月24日土曜日
部屋住み勘兵衛 闇の剣
部屋住み勘兵衛 闇の剣 鈴木英治
2012年10月23日参照
古谷勘兵衛、幼なじみ久岡蔵之介の妹・美音と結婚し、久岡勘兵衛となる。
2024年2月22日木曜日
藍染袴お匙帖⑭ 雨のあと
藍染袴お匙帖⑭ 雨のあと 藤原緋沙子
ほととぎす 倒れたと呼ばれて行った先には、今度倒れれば危ないと思われる左兵衛がいた。左兵衛は、四年前、女房が働きに出た先の料理屋の板前と駆け落ちしていた。まさに家を出られてから酒を飲むようになった。十三才の息子・与七は、父親と袋物を縫う職人になるつもりだったが、母親を探すために貸本屋になっていた。この瓢箪長屋は、麻疹が流行った時、東湖が診療した長屋だった。一人も死人が出なかったと東湖に感謝していた。
2024年2月20日火曜日
大江戸科学捜査八丁堀のおゆう⑨
2024年2月18日日曜日
時代小説傑作選 はなごよみ
時代小説傑作選 はなごよみ 細谷正充編
2024年2月16日金曜日
夜鳴きめし屋 新装版
2024年2月14日水曜日
吉原裏同心㊵ 蘇れ、吉原
吉原裏同心㊵ 蘇れ、吉原 佐伯泰英
2024年2月12日月曜日
満月珈琲店の星詠み⑤ 秋の夜長と月夜のお茶会
2024年2月10日土曜日
入舟長屋のおみわ⑦ 長屋の危機
入舟長屋のおみわ⑦ 長屋の危機 山本巧次
2024年2月6日火曜日
すべての神様の十月〈二〉
すべての神様の十月〈二〉 小路幸也
戌の日に イラストレーターとなりフリーになった僕。二才のカノンを連れた美耶子と結婚。三年目に美耶子は、早産で入院した。家に残された僕とカノンの所に、父から頼まれたと雑賀たねさんが、家政婦として来てくれた。美耶子との結婚を反対され付き合いの無い父だった。たねちゃんとカノンがなつき、弟が無事産まれた。報告に実家に行く。父は家政婦を知らなかった。カノンを頼み家に行く。たねさんはもういない。昔飼っていた犬と同じところに痣があった。お稲荷さんに安産祈願に行ったからね。
天狗さまのもとに 西川は消防士、彼が出場すると、消火する前に火が消えるとうわさされる。到着すると消える。来て欲しいと引く手あまた。四年ぶりにホームに帰ってきた。現場写真によく写っている猫探しの探偵に会いに行く。しっぽが二つに分かれた白猫を捕まえた彼は、これで勝ってに火は消えなくなりますよと言った。西川が三才の頃、怪我した白猫を見付け母親に必死で訴え助けられた。西川の役に立ちたくて自分の尾に込められた羽団扇の力を使って火を消していた。やり過ぎると世の中を騒がせるので天狗さまのもとに連れ帰ると言う。猫探し探偵さんは、先祖が烏天狗だった人間。話ができたりするので神様や天狗様にいろいろ頼まれると言う。西川は、今夜のことは忘れるように天狗様がするようだ。
死神に恋 夏川麻美は高三の夏に一度死んだ。バスに乗っていて銃の流れ玉に当たり死んだ。が生き返った。自分の傍にイケメンの男性がいたことを覚えている。病院で彼に合った。彼と話した。本来見えないものらしい。彼は死神だった。麻美は死神に恋をして、会うために医者になることにした。麻美についていた看護師・井沢は、福の神だった。バスの中にいた。彼女のお陰で、こめかみに当たる銃弾がすこしそれて肩に当たった。生き返ったのは不思議。
眠れぬ夜の神様 枕の九十九神と寝ている間に話し、マンガが売れていく。御手洗咲子と名乗る貧乏神が来た。売れっ子になっててっぺんからどん底に落ちないように貧乏神が来た。貧乏神と九十九神は相談し、枕を洗い、九十九神は消える。また、二、三十年してから九十九神になって現れることにする。
笑う門には福来る 売れていない芸人・きっとキッド。福の神であるお笑い芸人。三か月前、練習している公園で、ファンです。というまちゃさんにサインした。まちゃさんは、それをイラストしTwitterniアップした。編集者の目に留まりマンガ家デビューとなった。好きになってくれた人に福を撒き幸せにしている。もっと笑ってもらって福を撒きたい。
落とした物を探しています 忘れ物センターの新人・明野さん。彼女が窓口で応対した人の忘れ物、落とし物は全て見付かっている。隣で見ている私は、保管質の主・二ノ宮さんに彼女のことを話した。二ノ宮さんは、ここの神棚に手のひら地蔵が祀られていて手のひらさんと呼ばれていることを教えてくれた。
引きこもりにおじさん 僕は市役所に就職し公園管理になった。自宅の前が公園、向かい側の同級生に会った。彼は引きこもりになっていた。そこから救い出してくれたのは鳥おじさんだったという。公園の鳥に餌をやっているおじさん。鳥おじさんは餌をやり掃除もする。近所の人も同じようにする。鳥おじさんがいるだけで皆が幸せになる。彼は年を取らないずーと同じ。神様みたい
子供は風の子 仕事帰り、子供がぶつかってきた。すごく活発で運動能力が高そうな子。男の子と女の子。部屋まできてしまった。三人になった。いつもはスカスカの冷蔵庫がいっぱいになっている。いつの間にか寝ていた。女性がいて説明する。風の子・風神があなたにぶつかった。貧乏神が知らせてくれた。あなたは熱を出して倒れる寸前だった。あなたが風神を見えることがうれしい。私は女神だと言う。
2024年2月2日金曜日
お蔦さんの神楽坂日記 いつもが消えた日
お蔦さんの神楽坂日記 いつもが消えた日 西條奈加
2024年1月31日水曜日
八丁堀強妻物語〈四〉恋女房
八丁堀強妻物語〈四〉恋女房 岡本さとる
2024年1月26日金曜日
紅雲町珈琲屋こよみ⑪ 雨だれの標本
2024年1月23日火曜日
蘭方医・宇津木新吾⑯ 友情
蘭方医・宇津木新吾⑯ 友情 小杉健治
天保三年 1832年
2024年1月21日日曜日
猫弁と狼少女⑨
猫弁と狼少女⑨ 大山淳子
2024年1月18日木曜日
猫弁と幽霊屋敷 ⑧
猫弁と幽霊屋敷 大山淳子
2024年1月15日月曜日
猫弁と鉄の女⑦
猫弁と鉄の女 大山淳子
百瀬太郎は、迷い犬を交番に連れて行く老婦人と知り合った。大型犬のサモエド種の犬を自分の家に連れ帰った小高トモエのために、朝の散歩を請け合った百瀬、夕方の散歩は正水直が請け合う。小高家に通ううちに、連れ帰ったポチがここ掘れわんわんと掘ったところから、千両箱と小判が見付かった。報償金として土地の所有者のものになる。また、彼女は解離性健忘を患い解離性遁走の経験者であることがわかった。
2024年1月12日金曜日
猫弁と星の王子⑥
2024年1月9日火曜日
九代目長兵衛口入稼業〈五〉 本所松坂町の怪
九代目長兵衛口入稼業〈五〉 本所松坂町の怪 小杉健治
2024年1月7日日曜日
小余綾俊輔の封印公儀 猿田彦の怨霊
小余綾俊輔の封印公儀 猿田彦の怨霊 高田崇史
2024年1月5日金曜日
栄次郎江戸暦〈29〉 殺される理由
栄次郎江戸暦〈29〉 殺される理由 小杉健治
若い女・まちが、兄は人を殺したり自死したりしない と訴える。栄次郎が三味線の練習場所にしている秋の兄ということになっている南町奉行所筆頭与力・崎田を頼って来る。話を聞いた栄次郎は調べると約束する。
まちの兄・多吉は、首を括って自死していた。その場にあった血の付いた合口から、とせが殺されていることが分った。多吉はとせを殺し、自殺したとされていた。とせの囲い主や、とせの周りの人に聞き込み、とせの昔からの情夫が殺されていることが判明した。多吉には言い交わした女がいたが、姿を消していた。栄次郎は岡っ引きや同心を動かす。
2024年1月3日水曜日
柳橋の桜 〈三〉二枚の絵
柳橋の桜 〈三〉二枚の絵 佐伯泰英