幕末神妙記〈1〉 両国の笛吹きと占い師 知野みさき
翠 三味線の師匠 恋仲だった幼馴染みを亡くした時に記憶の一部をなくしている。
仁之助 支倉屋の次男、支倉長屋の大家。想い人・翠の世話を焼く。
環 巷で評判の占い師。十五才にしては大人びている。
零次 環の従兄で、翔太の兄。三人でくらしている。
朔太 五才の男児。翠の笛の弟子となる。
祥彦 仁之助の柔術仲間にして岡っ引き
ゆかり 翠の母、卒中で亡くなる。
早苗 ゆかりの親友、船宿の女将。江戸に出てきた翠達を助ける
幕末神妙記〈1〉 両国の笛吹きと占い師 知野みさき
蘭学小町の捕物帖③ 千夏の音 山本巧次
新・秋山久蔵御用控〈二十三〉 追跡者 藤井邦夫
追跡者 久蔵は、自分が付けられていることを感じた。二十年前に抜け荷で捕まえた商家の久蔵が斬った用心棒の姉弟だった。弟は恩ある姉のために姉の言いなりだった。姉が連発銃で狙う久蔵の前に飛び出し、背に弾を受けて死んだ。
結び文 勇次は、商家の押し入りを計画する兄を止めてという結び文を貰う。みんなで手分けして調べだし、兄の知人、三人が、盗みに入る手前で阻止し、三人を急度叱りの刑にした。
微笑み 不忍の池の辺で微笑み亡くなっている女の遺体が見付かった。毒のようだ。柳橋のみなと和馬が調べる。女は、夏目蔵人の妻・吉乃だった。夏目は、献残屋に賄賂を要求し、勘定吟味役に知らされお役御免になったことを恨み、吉乃に毒薬を渡し、献残屋を殺すことを頼んだ。吉乃は、毒を夫に盛り、床下に埋め、自分は池の傍で自殺した。久蔵の命で家捜しした床下から、吉乃の遺書と夫の遺体が見付かった。不忍の池の傍から、昔、吉乃が愛した人がいた寺が対岸に見える。