2026年5月31日日曜日

湘南起動鑑識隊 朝比奈小雪④ 湯けむりの影

湘南起動鑑識隊 朝比奈小雪④ 湯けむりの影 鳴神響一  

 箱根・仙石原の老舗温泉旅館で、宿泊客の女性が刺殺体で発見された。臨場した起動鑑識隊の朝比奈小雪は、小さな違和感を覚える。遺留品から漂うべきにおいがしない。密室同然の温泉宿、錯綜する証言、消えた凶器。
 今回も向井は朝比奈を聞き込みに連れ回す。証言は聞きながら今回も朝比奈は気が付いた。みんなの証言が噛みあわない理由。被害者は露天風呂に入っていなかった。
 旅館の女将が、旅館を売ろうとする不動産屋を殺していた。

2026年5月29日金曜日

銀座「四宝堂」文具店Ⅳ 

 銀座「四宝堂」文具店Ⅳ 上田健次

 リボン 大学生時のバイト先のスーパーで出会った母子。DV被害から逃れて離婚した。入社翌日に、十才年上の彼女と結婚し、十才年下の娘を持つことになった。三年で彼女は亡くなる。元夫に娘・結は自分が育てると宣言する。葬儀の後、結は、遺景のリボンを黒から赤に替えた。
 結が結婚する。四宝堂でフォトフレームを買い、昔を思い出しながら結にお祝いの手紙を書く。
 後日、結と自分より年上の結婚相手を連れて四宝堂にくる。

 スクラップブック マツキヤ百貨店の社員食堂で働く五十嵐恵が、ニコニコ接客する様子を見て、暴言を投げつける百貨店の夫人靴売り場で働く谷村。それを見ていた嘱託で接客サービスの向上などを統括している貴島が五十嵐に謝る。貴島は、五十嵐が切り抜きをしていることを知り、四宝堂でスクラップブック五冊と必要な文具を買いそろえ、お詫びだとして贈る。
 バレーボール選手の夏川を応援し、夏川に励ましや力づけを受けている五十嵐は、スクラップブックに切り抜きを貼るようになった。
 暴言を吐かれて腹を立てていた谷村の、丁寧な辛抱強い接客によりお客様に気に入ってもらえる。貴島に注意を受けていた谷村は、五十嵐に腹だち紛れの暴言を吐いたことを謝る。五十嵐は谷村に言われたことももっともと考え自分の態度を変えていた。
 夏川が引退した。

 ボールペン 工事長・工藤が、現場が終わり次の現場に移る間際、通りかかった四宝堂へ寄る。十年使ったクリップボードを買い替えようと思った。クリップボードと一緒に出てきたボールペン、LAMY 2000。昔を思い出す。新人で配属された現場で付いた、工事長・甲本・おやじさんだった。工事現場での一から十、人との接し方から心構えまで用意する物から心の用意まで。教えられることは全て教えるという甲本。現場視察にやって来たお嬢様が、ヘルメットを拒み安全靴を拒む。工事現場への入場を拒否した。お嬢様の刺しがねでリベートを受け取っているという話になり、個人で受け取っていない甲本だが、支社として責任を甲本に押し付けた。甲本は以前から書き持っていた退職願いを出した。工藤は甲本からボールペンを貰う。竣工式の時、協力会社の社長たちに、甲本の席がないことを責められ、出席していないお嬢様の席を甲本の席とした。
 甲本は、鯛焼き、かき氷/味のエイゾーというお店を始めた。
 初めて工場長を拝命した時、退職届を書き、甲本の書いた退職届の封筒に入れた。
 良子がショッピングビルで買ってきた鯛焼きは、エイゾーのものだった。東京で売るのは初めてだった。

 クリップ ガンちゃんこと岩本千代。 大橋商事の古い社員。元社長の正ちゃんと四宝堂に来る。祖父硯水に話を聞いてもらったと述懐し、硯に良く似ていると言う。正ちゃんの別れた奥さんと仲が良く別れた後も、奥さんに正ちゃんのことを話していた。営業の田端に、会社の金で飲み食いしてこんな金額、非常識だと言った事がある。奥さん(藤子さん)が、こっそり営業の現場を覗かせてくれた。営業会議に参加し、田端に色々教えて貰い、複数の商談状況を管理する資料を作り経理処理の準備をするようになった。田端がアメリカ支社長に決まり、ガンちゃんは会社を辞め付いていくことにした。藤子さんから、クリップを模したブローチを貰った。
 今日、ガンチャンと正ちゃんは、久しぶりに会い、藤子さんの墓参りに行く。四宝堂にも寄っていた。正ちゃんが頼んだ出前を持ってきた良子を見たガンちゃんは、月子さんのお嬢さんと聞く。

 奉書紙 良子の見合いが決まった。
滝川良夫。月子さんに会うのが目的で「ほゝづゑ」に客として通っていた。月子さんが興味を持った映画に行った。店のアルバイトに誘われ、キッチンのアルバイトを始めた。月子さんに手帖をプレゼントした。月子さんが四宝堂に釣書の筆耕を頼みに行った。硯水さんに月子さん結婚してしまうぞと言われ、月子さんに自分で書いた釣書を渡す。二人でマスターに気持ちを話し、お見合いは無くなった。林田良夫になった。月子さんは三十才になる前に亡くなった。
 良夫は、良子の釣書の筆耕を四宝堂の硯に頼んだ。良子のお見合いを知った硯は、ダイヤの指輪を良夫に見せ、大切な人と離れ離れになるのはいやだと言う。どう良子に伝えればいいか判らない硯は、朝早く、良子を誘い、車で出発する。

2026年5月27日水曜日

家庭菜園の病害虫対策

家庭菜園の病害虫対策  野菜だより特別集

 化学肥料や農薬に頼らない野菜作り

 ソラマメ 11月の初めに種まき 元肥なし。脇にエンバクを植える。


農家が教える耕さない農業  農文協

 くさ・ミミズ微生物が土を育てる

 草は刈らずに倒す。 

2026年5月22日金曜日

あらすじで読む文楽50選

 あらすじで読む文楽50選 高木秀樹

2026年5月20日水曜日

有機の菜園 12か月 

 有機の菜園 12か月 佐倉朗夫

 様々な緑肥作物 
   大麦 播き種期 春 自然に枯れる。
   エンバク 春と秋  オーツ センチュウ抑制効果
   赤クローバー 春と秋 立ち上がって育つ 根粒菌
   レンゲ 秋  根粒菌
   ソルゴー 春から夏 深くまで根が張る
   ライムギ 秋 エンバクより遅くまで種まき出来る。センチュウ抑制
   クロムソンクローバー 春と秋 立ち性根粒菌 
   ヘアリーベッチ 秋  2m近くまで育つ。つる性
   クロタリア 春から夏 草丈1メートル

  オクラはナスの近くで育てよう
  枝豆とトウモロコシの混植
  空豆 お歯黒を下

家庭菜園 困った時のQ&A
    野菜作り177のヒント

2026年5月16日土曜日

神田職人えにし譚⑧ 赤縄

 神田職人えにし譚⑧ 赤縄 最終回 知野みさき

 職人仲間の修次と合作で鏡入れを注文された縫箔師・咲。修次に心惹かれている咲は胸を躍らせる。修次から仕事が入ったと断られた。その後、音沙汰もない。
 咲は、 修次の6年前に亡くなった兄・徹太郎の名と亀の印が入った鋏を持っている尚之を見た。しろとましろは悪い人だと言う。尚之は徹太郎を殺し、修次のために作っていた鋏を持ち逃げしていたのだった。合鍵作りを頼み、断られて殺していた。
 尚之は、盗人の一味だった。友達が無くした鍵の合い鍵を作ってくれと頼まれるところだった。その前に尚之が捕まる。待ち合わせのことを修次は名乗って出た。兄を殺したのではないかと聞くつもりだった。
 火盗改めがしらべた。
 鏡入れも出来た。
 正月二日、修次と咲は、お互い妻問いしあった。修次は櫛を贈り、咲は袂落としを贈る。櫛にも袂落としにも、柳と燕の縫い取りと彫りがあった。
 二十九日祝言を挙げる。
 修次が、向かいに仕事場を借りた。
 去年、葉月、女の双子を出産した。朝美と夕美と名付ける。

 

2026年5月14日木曜日

めじろ鳴く 時代小説短編集

 めじろ鳴く 時代小説短編集 佐伯泰英

 めじろ鳴く 宮本武蔵のもとに 柳生十兵衛の門弟という若者が訪ねてきた。武蔵に遺痕を持つ若者だった。

 寒紅おゆう 庄屋の息子から逃れるために江戸で紅作りの修業をするゆう。三年で寒紅おゆうと名付けられた紅を作り出す。追ってきた息子に見付かり簪で刺し殺す。ゆうも殺される。

 虚けの龍 深井家五十三石、三男・惣三郎。16才。相良の龍虎の龍と言われた惣三郎だが、かろうじて武士身分だった。師匠は惣三郎に、受けの剣を身に付けよと言う。御右筆百十石金杉由継の一人娘を三人の無頼者から救った。虎と言われる日下左近は壮行試合で優勝し、酔った勢いで惣三郎に難癖を付け勝負に持ち込む。一人対多勢にも関わらず惣三郎が勝つ。上士・駒飼一族の当主が陣頭指揮し押し出す気配が有る中、町奉行が、迅速に動き事を沈めた。
 後年、惣三郎は、金杉家に養子に入る。

 手毬 奥村兵衛は、国替えとなった榊原政永を追って、姫路から越後に行った。早駆けの邪魔をしたと言う理由で娘をうしなっていた。政永と会い、言葉を賜り納得仕掛けた奥村が、渡した手毬を見て娘のことを知らない政永を偽殿と言い、殺した。政永の本当の父・徒士頭古田が、奥村を討った。この手毬は政永が娘・ちかと名前を書き、手ずから渡した物だった。

 寛政元年の水遊び 鎌倉河岸のむじな長屋の三人、亮吉 政次 彦四郎が、10才の夏。水戸屋敷から流れ出る川と神田川の合流部で泳いだ。その場に水戸家の密書を持った若侍二人がやってきた。後からきた半澤は、若侍を殺す。もう一人が危うくなった時、政次は、半澤裏切って殺すかと声を掛けた。半澤は姿を消す。三村は水戸へ行った。三人は、今日見たことは、喋らないと誓った。

 妻手指 江戸の小さな道場で育った三兄弟。武者修行に出て帰らない父親の最後を報せる手紙が大阪より届く。読んでも判らないので三男・董次郎がいくことになった。六郷の船着き場で勝ってをいう侍達がいる。董次郎は、名刀・妻手指と百両を賭けた試合をすることになった。美濃部道場で次の日、行われた試合で、董次郎は竹刀を使う。董次郎は勝ちを得、百両を手にした。御救小屋に百両を渡す。上方は遠いのうと呟く。