2026年2月24日火曜日

あやかしたち

 あやかしたち 畠中恵

 ふゆのひ 寒い江戸の長崎屋に雪女が現れる。長崎屋の噂が聞こえたと言う。長崎屋では妖達が集い、のんびり暮している。興味津々でやって来た。悪い黒羽天狗が若旦那のお陰で寺でくらしているとも言った。それを聞いた、九郎坊天狗が、黒羽の悪行をさらけ出してやると大騒ぎになる。九郎坊は、雪女と寿真の力で遠くに吹き飛ばされた。

 のろいがえし 蝦蟇仙人が、長崎屋は妖の物だとやって来た。一太郎の母たえは、ぎんの長刀で相手をする。呪いとなって長崎屋を襲うと言い残して去った。仁吉に数多の縁談が舞い込む。たくさんの古道具が届けられる。貧乏と縁のなさそうな商人が貧乏神につきまとう。広徳寺の寛朝から蝦蟇仙人の従者、青蛙神を探してくれと頼まれる。護符を剥がされ自由になった景と一緒にいた。僧が青蛙を持ち、走る後ろに景が走る。護符で取り押さえられる。蝦蟇仙人は、長崎屋に来たがっている妖たちはいる。訪ねてくると思うと言って去った。

 鬼之助の日 楽しい話をする噺家の鬼之助が死んだ。追悼式で楽しい話しをすることになったが、場久は、夢を食って話すため、楽しい話は苦手だった。漠が悩んでしまったため、夢を中途半端に食うため残像が残っている。場久は、長崎屋で起こる事を話にした。楽しい話になった。

 あやかしたち 妖達が団体で長崎屋に押し寄せる。現代いる妖達と闘い勝った方が長崎屋に住めるという。算盤、筆記、船漕ぎ、いろいろ行われる。だんだん妖が減る。得意な物を披露するなか、商家に雇われたり、両国の見せ物小屋に雇われたり、妖の住む場所が決まって行く。落ち着き先が決まっていった。技の無い者も、技を得てからまた来たらいいと帰って行った。

 みっかだけ 河童の禰禰子から貰った秘薬を飲んだ一太郎は、小鬼・鳴家になり屋根を飛び回っていた。長くて三日の変身が、一日で終わった。探し回っていた火幻医者に助けられた。質屋の二階で見付かったが、盗賊の店だった。大名家から盗まれた子犬が隠された質屋だった。騒動の最中だった。若旦那はいなかったことにして裏から長崎屋に戻った。

2026年2月20日金曜日

江戸は浅草〈6〉 月見の宴

 江戸は浅草〈6〉 月見の宴 知野みさき

 白雨 花見で真一郎が出会った後家の雨音。周囲では人死が相次いでいる。雨降らす天女、天降女子とも見紛う彼女が殺していると噂も立つ。大介は仲を深めた鈴を尻目に雨音の家に通う。
 伊関屋のおかみの結は、身投げしたことになり弥彦と近江に旅立った。

 姑獲鳥(うぶめ)と産女 冬青が難産で赤子は産まれたが、冬青が危ないと聞き、大介は雨音の家に泊まり、浄閑寺でお百度参りをしている。冬青の夫・良介が、冬青の櫛を持って大介を訪ねる。会ってくれという良介に、身代わりの櫛を備え、お参りする。会いには行かなかった。

 付文 千住の大嶽虎五郎と吉原の三浦屋と仙台藩が組んで亜芙蓉の抜け荷をしていることが、三浦屋の仙花から真一郎への付文で判明した。仙花も殺され、三浦屋の主人も殺される。

 月見の宴 船宿中野屋と虎五郎の密会場所が、三浦屋だった。間にいたのは賢征という男だった。賢征が人殺しをしていた。左眉に黒子がある。船で逃げる虎五郎を狙う真一郎の矢の前に子分の悌二郎が身を出す。悌二郎は真一郎の知己だ。虎五郎は射られ捕まる。みんなに慕われる悌二郎は医者に運ばれた。
 月見の宴で、通し矢の大会が行なわれる。途中、寺男が現れる。真一郎は、男の動きを止めた。火矢を放とうとしている曲者を狙った。寺男が逃げる。真一郎の矢が足を、幸三郎の矢が肩に当たり寺男は、取り押さえられる。賢征だった。彼らは、貴賓席の二人を狙ったようだ。
 三十三人から、五人に絞られた。真一郎は三百五十二本で五位で終わった。幸三郎は二本多い。四位。
 幸三郎は、多香の仲間、お庭番だった。
 貴賓席の名無し様から二十五両頂いた。何か一つ望みを叶えると言われ、悌二郎の無罪を願った。悌二郎は帰って来た。悌二郎は悪ではない。
 みんなは、真一郎の掛けなかった。みんな賭に勝った。お伊勢さん大阪奈良に行こうと盛りあがる。


2026年2月16日月曜日

播磨ため池めぐり

播磨ため池めぐり バンカル
  2008 夏号 

2026年2月14日土曜日

風烈廻り与力・青柳剣一郎 兄思い

 風烈廻り与力・青柳剣一郎 兄思い 小杉健治

 深川万年橋の下で料理屋女中・仲の亡骸が見付かった。咽を斬られた姿に、将来を誓い合った行商人の政次は、慟哭する。が、小間物商いの仲間の死を知ったとたん、政次は仲を殺したと自供する。
 植村京之進は不審を覚え青柳に相談する。吟味方与力・橋尾左門から調べを頼まれた剣一郎は、政次の過去を調べる。
 意のままにならない女中を、斬ったのは旗本の三男だった。大身旗本への養子が決まっていたため、商家の主が、三男のために、遺体を運び、恋人だった政次に、自分が殺したと自訴するよう脅迫した。妹を殺すと脅迫し、見せしめに政次の友人をころしたのだった。
 妹を守るという青柳の言葉で、真相を話した政次。大身旗本への養子は亡くなったという話を聞き全てを話した商家の主。

2026年2月12日木曜日

風の市兵衛 〈弐〉 みこころ㉟

 風の市兵衛 〈弐〉 みこころ㉟ 辻堂魁 

 江戸のかくれ切支丹をほのめかす手紙を残し陰陽師うしな秋蔵が殺された。京からきた陰陽師三人は、秋蔵はかくれ切支丹に殺されたと考え、復讐心で探し回る。
 岡場所で下女奉公するみつぐは、折檻されていたところを呉服太物所の女将・婉に救われる。偶然にも婉の秘密を知ったみつぐは、病気の時、助けて貰った市兵衛を頼る。
 
 呉服太物所あら木伊兵衛の店、寮は江戸を引き払う用意をしていた。下目黒村のあら木屋の寮に賊が押込んだ。女将と女中がいたが、用のため訪れていた市兵衛が、賊を倒した。押し込み強盗の訴えを陣屋に報告し手代は調べた。
 奉行所の同心が、調べようとしたが、あら木屋は、店も売り江戸を離れていた。

2026年2月10日火曜日

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう

 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 山本巧次
  その蔵はなぜ狙われる

 亀戸村の札差の寮の新しく出来た巨大な蔵に三人組の侵入者があった。次の日、竪川に遺棄された刺殺遺体が発見される。馬喰町の源七親分に相談されたおゆう親分こと関口優佳は、科学分析ラボの宇田川の協力で二つの事件に関連があることを突き止める。
 何故、賊は、空っぽの蔵に忍び込んだか。殺されたのは誰か。

 隣の札差・播磨屋の寮に引退した松平定信がお忍びでくる。生田屋の蔵から火矢を放たれることを、宇田川・千住の先生と優佳は阻止する。
 白河と桑名と忍の領地替えにより、家族を失った者の意趣返しだった。
 事件により、播磨屋の納屋の地下の隠し金が見付かる。

 生田屋の蔵は、播磨屋で火事になっても蔵で延焼を食い止めるための物だった。
蔵を建てた左官は何も知らなかったが、これだけの物を建てたという自負があった。
九十九年後、九月三日、先祖が建てた蔵に集まった左官家族が、先祖の仕事を誇らしげに礼を言った。

 宇田川は、同心の鵜飼伝三郎が、江戸時代の人間ではないと読、何時の時代の人か研究している。鵜飼は昭和二十年の人。宇田川は、五・一五事件を知り、ケネディ暗殺を知らないと考えた。
 鵜飼は、おゆうと宇田川が、時代を行き来していることを感じている。何をするためにそうしているのか考えあぐねている。
 

2026年2月8日日曜日

菌ちゃん農法 

菌ちゃん農法  吉田俊道

現代農業10 ここまでわかった共生菌の力 
  2024

農家が教える耕さない農業

農家が教える自然農法 
  肥料や農薬、耕運をやめたらどうなるか。

農家が教える緑肥で土を育てる
  地力をアップ肥料代減らし病害虫減らし