京都寺町三条のホームズ•23 24 望月麻衣
〜アートの巡礼 前編 後編〜
葵は、二十五才以下の学芸員やキュレーターだけで美術展を開催しようという企画で、篠原陽平のいるイギリスへ行くことになった。清貴は新婚旅行も兼ねて付いて行く。
久住要・祖父は大富豪、義父はアートショップの店長、実父はイギリス人。
田島麻美・関西一円に店舗を持つ美術商「タジマ」の娘と一緒に行く。
イギリスで清貴は一番に世界一有名な住所にあるシャーロック・ホームズ博物館に行く。
篠原が展示会で出展予定の今人気が出てきたロビン・キーストンの巡礼シリーズの一枚が、すり替えられたことが発覚した、その他の作品も爆破されたりしていたことが発覚。
篠原の頼みで清貴は、解決するためキーストンに会いに行く。
後編
清貴の調べで分ったこと、考えたこと。
久住要の父・クリストファーは十年前に亡くなっている。病死する前にイギリスに帰り幼馴染三人で暮していた。巡礼シリーズの絵はクリストファーのものだった。売れない絵だったがが、本が出て売れたために絵も売れ出した。本を書いたのは、クリスの幼馴染のメグとハントだった。
メグが運転中、クリスがプロポーズをし、事故が起きた。事故に寄ってハントは車椅子の生活になった。クリスは、久住光子と結婚し、毎月送金していた。病気になったクリスは二人との生活の場所を起点にし、絵を描き始めた。クリスが亡くなり、二人は共同でロビン・キートンの名で小説を書いた。クリスは、「恋人」を光子に「女帝」をメグに、「魔術師」をリチャードに贈る。想いの全てを込めた最後の作品は秘められた。ヒントを頼りに清貴が突き当てる。最後の絵を見に行く途中、光子は、クリスに生涯を通じて愛した人がいたとは想わなかったと振り返る。岩山に直接組み込まれた洞窟パブの部屋に飾られたモノクロ写真。写真はロビン・キーストンことクリスが、手を掲げて見上げている月桂樹のリース。その中心で微笑んでいるのは光子だった。
絵の爆破の犯人は光子だった。警察に行く。事件その物がもみ消されるかも。
清貴は円生の絵を篠原に紹介する。