2026年5月12日火曜日

志記1 遠い夜明け 

志記1 遠い夜明け 高田郁

 文化元年 1804年 如月。晴明の日に二人の女児が産声を上げる。
 ひとりは、蔵源美津。蔵源家は、黒兼藩で代々藩医を務める家系で、祖父の教随は秘密裏に腑分けを行い、父の啓明は藩医学校「青雲館」を担う立場であった。
 今ひとりは高越暁。備前刀を手掛ける刀鍛冶の一族で、祖母の高越剡 は、女忠光の異名を取っていた。
 美津は医学、暁は鍛刀を志す。
 美津と暁が十九の初夏、江戸で会う。

2026年5月10日日曜日

風烈廻り与力・青柳剣一郎69 梅一輪

 風烈廻り与力・青柳剣一郎69 梅一輪 小杉健治

 武士率いる押し込み一味・天狗小僧が、箱根を越えた。次は江戸でと網を張るが、手玉に足られる。
 剣一郎が出会った塩崎弥十郎。下宿先の道具屋が天狗小僧の宿ではないかと疑惑を抱く。
 天狗小僧は江戸には来ていなかった。
 塩崎弥十郎は、亡くなったはずの元御家人・奥井伊之助だった。七年前に小普請支配・川久保能登守は、芸者を妾にしたかったが、受け付けなかった。奥井のせいだと考えた川久保は、不行跡を理由に甲府勤番に追いやった。事を知った奥井は、甲府を飛び出し箱根で自分が死んだように見せ、塩崎を名乗った。甲府へ追いやられた梅が咲く頃、奥井は川久保を殺そうとしていた。
 剣一郎が阻止した。奥井は、川久保の家臣に、梅の季節にこだわらなければいつでも殺す機会はあった。梅が一輪咲くたびにそのことを思い出せと

2026年5月8日金曜日

飛躍

 飛躍 上田秀人

 水城聡四郎シリーズ傑作選


2026年5月6日水曜日

八州の風手控え帳 

 八州の風手控え帳 あさのあつこ

 一柳直四郎

鵂の銀藏、何年も前に姿を消した盗賊。直四郎は、銀蔵の正体が名主だと暴き、捕まえた。
江戸に送られ、牢で自死した。他殺に見せかけた。直四郎はそれも暴いた。

 縁談が持ち上がる。
 嫁いだ姉は、殿様に女がいる事が、許せず離縁して帰って来る。

2026年5月3日日曜日

現代農業 10

現代農業 10 2025

耕さない農業

  ミックス緑肥 
春播き 
エンバク へアリーベッチ ペルシアンクローバー ハゼリンソウ ヒマワリ
 
秋播き
ライムギ エンバク ヘアリーベッチ クロムソンクローバー  
イタリアンライスグラスは、時期がずれた

        
竹パウダーマルチ
マルチムギワイド てまいらずより早く枯れ死する。ネギの畝間に一条薄播き。緑肥が完全に枯れ根まで腐ってから土寄せ。暑い時期の土寄せは病気が発生しやすい。5月下旬ネギ定植。

新生姜味噌漬け 
 新生姜 5kg 塩 300g(6%) 味噌 5kg 砂糖 1kg 焼酎 200㎖
 ①生姜を洗い、塩と樽に入れ重しをする。
 ②味噌、砂糖、焼酎を混ぜ合わす。
 ③2日ほどで水があがった生姜を洗い、日陰で1時間干し、布巾で拭く。
 ④ポリ袋を敷いた樽に生姜と味噌を交互に重ね入れる。袋の口を縛り、冷暗所で寝かせる。
 1から2か月で出来上がり。

2026年4月19日日曜日

針と剣 縫箔屋事件帖④ 風を織る

針と剣 縫箔屋事件帖④ 風を織る あさのあつこ

 ちえと一は、父の仕事・花車と火車の着物を、大店の出雲屋の別邸へ届けに行く。道場で五人に襲われ腹を立てながら先代の内儀に会う。ツタは、昔、一の実家・吉澤家に長刀を教えに行っていた。ツタは、十年前に亡くなった娘・美鈴を助けて欲しいと頼む。

 出雲屋の番頭が殺される。
 仙五朗親分は、二十年前に 先代が、囲っていた女に殺され、女は首を吊って自死した事件の時から気にかけていたと言う。女は自死ではないと思うが、お上は自死で終わらせた。十日前、仙五朗は、出雲屋は血にまみれるという文を貰っていた。

 榊道場を辞めた鞍山が、行方不明だと言いにきた伊上源之亟が、仙五朗に連れて行かれ、殺されて見付かった男を鞍山だと確かめた。

 鞍山は番頭を殺していた。そして殺された。殺したのは出雲屋の大番頭・重吉。仙五朗は、二十年前の主人殺しも重吉だと言った。

2026年4月16日木曜日

料理人季蔵捕物控㊿ 日丿本一のおせち

料理人季蔵捕物控㊿ 日丿本一のおせち 和田はつ子 

 ①新生姜をキレイに洗う。②15%の塩で揉み重しをする。目安は4日、しんなりさせる。
 ③水気をふき取り、日干しをする。洗わない。④酒粕は生姜と同量、砂糖は20%を混ぜる。 ⑤酒粕と新生姜を交互に重ねる。蓋をして半年以上漬け込む。

 塩梅屋は、ごま油と海苔の寄付を受ける。ごま油は、葱の煎餅風焼き飯とひじきと納豆の焼き飯になった。
 海苔は、昼賄いは、親子そぼろ、風味おかか、佃煮昆布たまご、ごぼう鯖、しわす鮭、梅しらす等を入れた四角いおにぎりになった。夜のご馳走は、鰻の蒲焼、大海老天、揚げ鶏、照焼き鰤、塩梅屋風薬食い・牛肉の甘辛煮が入った四角いおにぎりになった。

 豪助としんの店「味楽屋」庭で女の遺体が見付かった。松次は銀の簪を拾う。烏谷奉行は早々に遺体を持って行く。女の身元はなかなか判らない。ごま油の寄付をした富山屋の養女であり現在は老中・酒井の町屋に住む側室・華香とされた。
 海苔を寄付した品川屋の主人と大番頭が殺される。犯人と思われる男が自死に見えるように殺され、華香を殺した犯人もこの男と思われた。

 味楽屋に客が来ない。味楽屋の後ろ盾・大阪の大商人鞍馬屋が、上方商人を集め江戸への旅を計画する。味楽屋に泊まり、日ノ本一のおせちを注文する。季蔵と、「四方八方料理大全」を守る、矢萩藩藩主・貴栄が考える。貴栄の命も狙われる。貴栄は、酒井の下に行く前の華香を想っていた。

 ひとを殺している犯人は、富山屋ではないかと思う烏谷は、富山屋へ季蔵を調べに行かす。
富山屋で話を聞いた季蔵は、華香の実像が今まで聞いた話と違うことが判る。犯人は華香と思うが、華香は死んでいる。次狙われるのはと考えた季蔵は味楽屋に向かう。料理に毒を入れる華香がいた。季蔵危うしとなった時、疾風小僧と仲間が現れ助けられる。

 華香の実家・倉西屋を潰された復讐心が、酒井と結び何でも出来るという心が強くなった。酒井には酒井の言い分があった。徳川は、外様と連携しなければならないと考えた。町会所の金を外様秋山家に貸した。ただ秋山家はその金を民のために使わなかった。