お包み抱っこ 縫箔師・咲の長屋の路に二人目の子供・賢吉が生まれた。身体が元に戻らない路のため長屋中で助け合っている。同じ長屋の幸と新助の仲が変になっている。身寄りが無いといっていた幸の実家は日本橋の乾物屋だった。親たちに反対された二人だった。幸は「柳川」のまさに抱きしめられ腹を括った。賢吉の兄・勘吉は父親・三吉をお包み抱っこと言い抱きしめた。
桔梗の邂逅 桝田屋の美弥の義母・寿の三味線の師匠・桔梗と、寿の夫・傳七郎の友人・善右衛門が、大阪で幼馴染だったことがわかった。紆余曲折あった二人が、やっと巡り合った。
桔梗の実家は「時屋」と言い、善右衛門は「岡屋」と店の名を付けた。二人が別れる時、善右衛門は桔梗の櫛を渡した。桔梗は名前を桔梗とした。桔梗の別名・岡止々岐
松葉の想い出 咲の元許嫁・兄弟子の啓吾が行方不明になった。妻の千紗が咲のところではないかと心配した。咲は十年前のことを思い出す。小岩の善養寺の「影向の松」を見に行こうと誘われたことを。咲は啓吾の目がだんだん見えなくなって来ていることを知った。啓吾は四代目を継いで、見えなくなるまで頑張ることに決めた。
修次が咲に影向の松を見に行こうと誘った。
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