2025年4月19日土曜日

米番記者が見た大谷翔平

米番記者が見た大谷翔平 志村朋哉

 メジャー史上最高選手の実像
 2023年、ドジャース移籍が決まったところまでの話し。
 2024年 ドジャース移籍、ドジャース優勝 
     大谷選手の成績、197安打 3割1分 130打点 59盗塁
 
 ディラン・ヘルナンデス 1980年生まれ。カリフォルニア大学ロスアンゼルス校卒業
   ロサンゼルス・タイムズでコラムニストを務める。
 サム・ブラム  1993年生まれシラキュース大学卒業
   2021年からスポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス担当記者を務める
 志村朋哉  1982年生まれ テネシー大学スポーツ学修士課程修了。大谷翔平のメジャー   リーグ移籍後、米メディアで大谷担当記者を務めた。

2025年4月15日火曜日

A DAY IN YOUR LIFE 

A DAY IN YOUR LIFE 小路幸也 

 リスナーから寄せられる人生の、ある一日の体験談を、物語に仕立てて読むラジオ番組。
 パーソナリティーは、小説家・槙村朗。彼は子どもの頃、誘拐され父親を殺された過去を持つ。犯人は捕まっていない。犯人から聞かされた不可思議な話し。そのはなしを見つけ出したくて番組を続ける。槙村は文字や言葉の色が見え、嘘か事実か判別出来る。
 
 槙村朗のことを知ったチーフ寧々とアシスタントの矢川が、二十五年くらい前の事件を調べ始めた。槙村は小学二年生で、記憶があやふやだった。
 三人で調べ、一週間監禁された場所を突き止めた。山の中の祖父から残された別荘だった。父に連れて行かれ一週間いた。一緒にいたのは父の兄、画家の彼は、槙村の絵を描いた。彼はスペインに住んでいた。最後の日、やってきた父は、ベランダの手すりが朽ちていて崖下に落ちて亡くなった。
 父の兄と姉はスペインにいた。それぞれ結婚し娘と息子がいた。三人が突き止めた時には亡くなっていたが、伯父の息子が手紙を預っていた。

 真相がわかった。叔父は、人の顔が花に見える頃があった。その頃出会ったのは槙村の母。彼女は二つの顔があった。二重人格。一人が結婚したのは父、一人は伯父。槙村の生物学上の父は伯父だった。ベランダでの出来事も書かれていた。最後の不思議な話は、伯父の目には、人の顔が花に見える。人により花が違い、内面により色が違う。二つの花を持つ少女に出会い、その子のお陰で人の顔がわかるようになったと言うお話。
 
  

2025年4月12日土曜日

おやこ相談屋雑記帳 ⑳ 騙された 

おやこ相談屋雑記帳 ⑳ 騙された 野口卓

烏がやって来た
 屋敷に住着いた狸を信吾が見に行ったと言う話しを聞いた京作は、烏を飼っているので見てほしいと言った。京作は、羽根を折った烏を飼っていた。自分が年寄で死に、烏のカア助が行きていたら、誰もえさを遣らなくなる。残して行くことの心配をしていた。信吾が飼うことにした。庭に鳥小屋を作り、烏を引き取った。

相談客にあらず 
 宮戸屋に信吾の呼び出しのお座敷が掛かった。相談客では無く、雑談をする。返しに呼び出し畳の話をした。備後屋忠治郎との話は楽しかった。

親孝行な嘘 
 七五三を見に、権六が吾一を連れて来てから三回目。吾一は鹿威しという盗人のはなしをする。八丁堀の道場に通う吾一に、定町廻りの若木に声をかけられた話しをする。今晩でも明日でも権六に屋敷に来るように伝えてくれと言った。口が固いことを確かめて、誰にも言うなと言ってから、若木といつも一緒に町廻りをしている玉吉が年齢を理由に八月いっぱいで辞める事を伝える。吾一は若木が呼んでいることを伝えるが、玉吉の事は言わなかった。吾一に言わなかったことを若木に褒められる。信吾には話しているが。
 権六や母親・こまに反対されても自分は行きたいという吾一に、一日目は付いて行き、道を覚えてしまい、二日目からは少し前を先に歩き回ればいいと信吾にアドバイスされる。

遠来の客 
 十五年前忽然と一家全員で姿を消した蝋燭屋の幼馴染・勝太郎の兄・厚太郎が来た。勝太郎は亡くなったと言う。十五年前、京の兄が亡くなり二人の父は兄の息子が大きくなるまで息子を育て店を守ると江戸店を閉め京にいた。江戸に帰ってきたと言う。
 別日、厚太郎が迎えにきて行って見ると前の店の跡地に美祢古屋の店が建っていた。宮戸屋に行くと、勝太郎がいた。一年も前に江戸に帰り、二人で働いて店を飼っていた。信吾を騙したかった。と言った。

2025年4月4日金曜日

猫さえいれば、たいていのことはうまくいく。

猫さえいれば、たいていのことはうまくいく。 アンソロジー

猫は長靴を履かない 荻原浩
 小学六年生で両親を亡くした少年・麦田コースケは、父の弟一家に引き取られた。大学に行き、社会人二年目、叔父が亡くなった。叔父からの遺産、一匹のスコティッシュフォールドと二百二十万・大学の学費の借金を抱え込んだ。
 猫の存在を知った会社の先輩・真壁麻里乃と、動画配信することになった。ワビスケは、スコ座り、二本立ち、わびすけ劇場、ジャンプ、空中で一回転、しゃべる猫。投げ銭が貯まり、叔父一家に返金出来た。真壁先輩も映画を作るお金を貯めた。ワビスケが痩せた。オジサンもういいよ。と言えばワビスケは普通の猫になった。
 結婚資金貯めようかと言いかけた時、ワビスケはドレミの歌を歌っていた。

ツレ猫婚 石田祥 
  三十五才の広田七緒に、叔母が、会計事務所勤務の三十九才の加納克己を紹介した。堅物で猫の話しかしない、断ろうとした矢先、加納が熱を出し三日休んでいると聞いた。猫が心配で家に行く。猫に餌と水をやりトイレの掃除をする。礼を言われた時、何か起こった時は猫を助けると言われた。堅物、時間には正確、凝り性で勉強家、奇麗好き、お互い連れて行く猫が幸せならお互い幸せになれる気がする。

いちたすいち 清水晴木
 安城成美、二十九才。コインランドリーで二メートル空けて黒猫と付き合っている。会社で陰口をトイレで聞いてしまった。もともと人との付き合いがない。眠れない夜のルーティーンは、二年前に会社の上司・真里さんが辞め半年前に開いた夜カフェに行く。店名は「マルジャーラハ」雄猫。真里さんと話す。雨の日は、深夜ラジオに耳を傾ける。きっかけはDJコトーさん。
 陰口のことを聞いた真里左から、カフェを一緒にしないかと誘われた。お客様が増えたら考えよう。コインランドリーの猫との間がつまり、抱き上げ連れて帰ろうと思っている。
 深夜放送から夜カフェ・マルジャーラハの話しが流れる。カフェの常連客、一人は真里さんの元夫、もう一人はDJコトーさんだった。

猫のヒゲ 標野凪
 八十才で一人暮らし。一年ぐらい前に娘が連れてきた猫・シマ子と暮している。娘が夫と別れて帰ってくることを願っているが、駄目なようだ。

神様のウインク 若竹七海

御後安全靴株式会社社史・飼い猫の項 山本幸久
 

2025年4月2日水曜日

わが家は祇園の拝み屋さん 京都寺町三条のホームズ

わが家は祇園の拝み屋さん

京都寺町三条のホームズ 望月麻衣

神様の居候を読んで、また火が付いちゃった。
本館に行く機会で出来たので。

 二度目か三度目かまたまた読む。