2025年9月24日水曜日

前略、山暮らしを始めました。4

前略、山暮らしを始めました。4 浅葱 

 佐野昇平は、山の墓までしか登っていなかったが、墓掃除の後、頂上まで行った。頂上には神様を祀った祠の残骸のような物があった。元山の持ち主・山倉に電話する。電話に出ない。不審に思った佐野は、訪ねる。山倉はぎっくり腰で動けなかった。家族に感謝され山の頂上の神様の祠は山倉家が建てると言う。佐野は御神体に石を置き、水を供えた。

 家の近所にある廃屋を撤去する。狩猟仲間の皆さんが撤去してくれた。ゴミの運搬と食事に用意をする。
 狩猟グループの狩るイノシシや、ニワトリの狩ってくるイノシシで数回の集まりがあった。

 桂木の妹が、ストーカーから逃げて姉のところに来た。

 はじめて蓮根掘りをする。

 桂木の家は全く防寒対策がなく寒そうなので、佐野は道具を持って行き、少しはましに暮せるようにしたが、妹の運転免許取得もあるため、冬を町で過ごすことにした。雪に閉ざされるので毎年そうするらしい。タツキが冬眠に入った。相川さんの、大蛇・テンも冬眠するらしい。

 佐野も冬支度に入った。にわとりの穀物の餌。狩ってきた動物の肉の冷凍、食事の材料、雪が降ったら買いに行けない。

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