前略、山暮らしを始めました。4 浅葱
佐野昇平は、山の墓までしか登っていなかったが、墓掃除の後、頂上まで行った。頂上には神様を祀った祠の残骸のような物があった。元山の持ち主・山倉に電話する。電話に出ない。不審に思った佐野は、訪ねる。山倉はぎっくり腰で動けなかった。家族に感謝され山の頂上の神様の祠は山倉家が建てると言う。佐野は御神体に石を置き、水を供えた。
家の近所にある廃屋を撤去する。狩猟仲間の皆さんが撤去してくれた。ゴミの運搬と食事に用意をする。
狩猟グループの狩るイノシシや、ニワトリの狩ってくるイノシシで数回の集まりがあった。
桂木の妹が、ストーカーから逃げて姉のところに来た。
はじめて蓮根掘りをする。
桂木の家は全く防寒対策がなく寒そうなので、佐野は道具を持って行き、少しはましに暮せるようにしたが、妹の運転免許取得もあるため、冬を町で過ごすことにした。雪に閉ざされるので毎年そうするらしい。タツキが冬眠に入った。相川さんの、大蛇・テンも冬眠するらしい。
佐野も冬支度に入った。にわとりの穀物の餌。狩ってきた動物の肉の冷凍、食事の材料、雪が降ったら買いに行けない。
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