すべての神様の十月 小路幸也
2022年10月14日 何も書いていないのでもう一度読んだ。
幸せな死神 バー・キャリオットで、ウィスキーを頭から注がれ榎本帆奈に見えるようになった死神。彼女との契約が成り立ちアパートの彼女の部屋にも行けるようになった。死神の幸せは誕生に立ち会うことという死神。花井帆奈になり赤ちゃんの誕生の場に死神を招待する。生命の誕生は素晴らしい、うれしいこと、幸せですねと言いながら死神は消えて行く。名前がないと言う死神に、赤ちゃんと同じ名前を付けた。私が死ぬ瞬間に来てよ。久しぶりですねって会いに来て看取ってよ。
貧乏神の災難 自分の家が貧乏だと話す池内雅人25才。国立大学卒、三年で三社を首になった。話す相手は、貧乏神。雅人はそんなことは知らない。大庭と名乗ってもう会うことも無いだろうと話す。雅人の両親はよい両親だ。雅人の強運が発揮されると彼の両親は堕落してしまう。そうならないように貧乏神は彼に取り憑き彼の強運人生を〈小吉人生〉に変えてきた。貧しくとも幸せな人生を歩んでもらうために。貧乏神は、福の神と話している。彼は強運で莫大な富を手に入れる。最愛の母を失い、得たものを報われない人のために使おうとすると。福の神はこのバーを教えてくれた死神が消えたと話した。
疫病神が微笑む 叔父・森山晴行が開業している小児医院に勤め初めた、看護師千佳21才。森山先生29才、イケメンのためお母さんからのアプローチが激しく、困った先生は、お母さん達に対して事務的で冷たい対処をするようになっていた。そんな中で、千佳は、保護者のように患者に付いてくる和服の夫人を見付けた。千佳はお大事にと声を掛ける。先生に、和服美人が見えるのは自分だけだったと聞かされる。今度見えた時に尋ねることにした。ドアを閉めあなた何者ですか?診察時間後彼女は来た。疫病神・小百合さんだった。疫病神が子供を病気にするのは、母親に子供と向き合わせ生活を変えるよう警鐘を鳴らしていると知った。先生のお母さんに対する態度が変わった。お母さんに微笑みながらお母さんを元気付ける。現れた疫病神の小百合さんは、微笑んでいた。先生が明るくなった。彼女が出来て結婚が決まった。
動かない道祖神 オレは、交通整理の仕事場で少女から拾った財布を預けられた。交番へ持って行ってと。オレは忙しくてナカさんに代わって行って貰った。落とし主が現れ、入れていた58万円がないと騒ぐ。ナカさんは一週間休まなければならなくなった。オレは、少女が母親の財布から抜き取って隠していた56万円をくちばしで挟み、表に出す。母親がホストに貢ぐ金を持って行かさないように抜き取っていた。今から親子はどう建て直すか?
道祖神のなかさんと八咫烏の私は見守る。
ひとりの九十九神 大学を出て就職浪人を一年し、地元の印刷会社にグラフィックデザイナーとして就職した。一人暮らしを始めた部屋に、おばあちゃんが使っていたお釜を持って来た。幼稚園の頃からこのお釜は放しかけてっくる。九十九神だと言うお釜。彼女が出来た。彼女の前で父親が、母親の病気のことを話した。二人で母親の病気の心配をしている時、お釜が話しかけてくる。大丈夫おかあさんは助ける。そう言ってお釜は笑った。そして割れた。母親は良くなった。一年半後結婚した。よう久しぶりと電気炊飯器がしゃべった。
福の神の幸せ
御蒔け・迷う山の神
0 件のコメント:
コメントを投稿