負の方程式 宮部みゆき
ソロモンの偽証6より
私立探偵・杉村三郎は、精華学園の校舎を使って行われた「体験キャンプ」の真相を突き止めて欲しいと依頼を受けた。
キャンプの夜、火野岳志教諭が、災害時に誰かが犠牲にならないと誰もが助からないとなった時に誰が犠牲になるか相談しろという課題を出した。と生徒九人に迫ったというものだった。生徒の一人が逃げ出し家に電話を入れ、公になった。火野教諭は否認し、九人は先生が嘘をついていると言う。
学校側は火野教諭に謝罪を求め、三ヶ月の停職を受け入れるようにいうが教授は拒否する。
杉村は生徒の親に頼まれた。学校側の弁護士として現れたのは、藤野涼子だった。
子供を連れて火野教諭と再婚し、暴力を受けている瑛子と育司を助けるために生徒が起こした捏造事件だった。火野教諭のあからさまな生徒蔑視が要因になっていた。
藤野弁護士は子供たちに、目的が正しくても手段に不正があれば全てが不正になる。本当に悪い事をこつこつ集めて立証して正面から戦う。嘘に頼っては駄目だと言った。
藤野弁護士はソロモンの偽証の検事役、弁護人だった神原和彦と結婚していた。あれから二十年が過ぎた。
2018年12月26日水曜日
ビブリア古書堂の事件手帳
ビブリア古書堂の事件手帳 三上延
〜扉子と不思議な客人たち〜
プロローグ 2018年 秋
五浦大輔と篠川栞子は結婚しビブリア古書堂で働いている。六才になる娘・扉子がいる。今、大輔は栞子の母・智恵子の仕事を手伝い海外にいる。大輔はどこかに置きわすれた本を探して欲しいと栞子に連絡してきた。
栞子は扉子にせがまれ本によって生まれた人との話をしている。
北原白秋 与田準一編「からたちの花 北原白秋童謡集」 平尾由紀子は父・和晴の異母弟・坂口昌志の家を訪れることになった。坂口は五才の時に母親と平尾家を離れ、銀行強盗をし逮捕され、出所後由紀子が幼いころ平尾の家にいた。小学4年生の時、親戚の葬儀の後、平尾家に泊まった坂口が由紀子の部屋にいる所を見られ、坂口とは絶遠になった。和晴が倒れ、見舞いの品が届いた。和晴は由紀子に坂口に出産祝いと北原白秋の「からたちの花」を届けることを頼んだ。栞子から本を受け取り坂口家で叔父の妻・しのぶに本を渡す。からたちの花を読み、二人が違った詞を覚えていることを知った由紀子は、幼いころ歌を歌ってくれたのは父ではなく叔父だったことに気がつく。叔父は感謝している和晴から一字を貰って息子に直晴とつけたことを話す。
俺と母さんの思い出の本 入籍して二ヶ月、告白して付き合い始めて五ヶ月のころ。
母・智恵子の知り合い・磯原さんから、三十一才で二ヶ月前に亡くなった息子・秀実の本を探して欲しいと依頼を受ける。余り連絡のない息子が俺と母さんの思い出の本を見付けた。プレゼントすると言ったのが最後の言葉になっていた。その本を探して欲しいという。磯原末喜から息子の自慢と愚痴を聞き、息子のマンションに行く。秀実はイラストレーターだった。本棚の一画に空いている場所があった。秀実の友人だという男・岩本の家に行き、本を探す。古本屋の蓮杖が栞子さんから盗品が売られたと連絡が来たと秀実のところから持ち出された本を持ってやって来る。見付けた本を持って、秀実の妻・きららと共に磯原家に行く。「ファイナルファンタジーⅤ」に登場する曲をピアノ向けにアレンジした楽譜集だった。きららは秀実が、母さんにはやりたくもないことをやらされたけれどすごく役に立っている。絵画教室はイラスト、語学やピアノは交流にと言っていたことを話す。末喜はピアノを弾く。きららはうれしそうにピアノの方に行く。
佐々木丸美「雪の断章」 栞子の妹・文香の友達・小菅奈緒には先生と呼ぶ、ホームレスの志田がいた。志田は突然、奈緒の前からいなくなった。志田から奈緒に渡すように頼まれたと言って紺野祐太が「雪の断章」を持ってくる。奈緒は祐太と志田を探すため古本屋廻りをする。志田の行き先を知っている人を探した。祐太は奈緒が受験勉強をそっちのけで志田を探していると噂を流せば志田は奈緒に会いに来ると言う。本当に志田から連絡が来た。奈緒は文香と一緒に会う。話をした。そして奈緒は気がついた祐太が嘘を付いていることを。祐太は白状する。ホームレスの志田の家を荒らしていたこと。志田と面識は無かったこと。はじめて会ったのは尋ねてきた志田の妻が倒れ救急車を呼んだ時だったこと。ホームレスの所に来る女の子を見て、仲よくなりたくて勉強を始めたことを話した。
奈緒は自分のことを話してくれてありがとうと言い、自分のことを聞いて欲しいと言った。
内田百けん「王様の背中」 舞砂道具店の店主だった吉原喜市の息子・吉原孝二は屋号だけで店舗もない古美術と古書を扱う舞砂道具店を継いだ。先月亡くなった山田要助の家を訪れた。大方の古書は無くなり、少し残っていた古書を息子がビブリオ書店に持って行った後だった。要助は帰り際ぬかるみに転び汚したコートの代わりに、古風なトンビコートを借りた。ビブリオ書店の前で留守番の文香に山田さんの息子さんと間違えられ声をかけられた。山田が預けた本があった。中に内田百けんの「王様の背中」の特製本がアル子とが分かった。孝二は山田の息子と勘違いされているのをいいことに、やはり売るのはやめる。持ち帰ると言う。その本を読んでいた扉子は続きが知りたいと言う。背中のかゆい王様がどうなるか。どうにもならないよ。怪しんだ文香が読み終える。本当にどうにもならなかった。孝二は子供が勝手に査定前の古書をいじくるような店に蔵書を売りたくないと言い残し古書を風呂敷に包んで持ち帰る。孝二は稀覯本を手に入れた。扉子が追いかけてくる。孝二が乗ろうとしている電車から栞子と大輔が降りてきた。文香と話した大輔が電車に飛び乗る。孝二はコートを着替え、王様の背中だけをバッグに入れ、とんびコートと古書、風呂敷を座席に残し車両を変わった。大輔が忘れ物だとみんなに声を掛ける。コートと古書の他に王様の背中の版画を一枚持っている。全部揃って価値がある。版画を落としそうになる。思わず孝二は立ち上がっていた。大輔は吉原さん、コートと同じ匂いがしていると言われる。駅前のコーヒーショップで話す。大輔は王様の背中をチェックして版画を挟む。店で落とした版画を扉子と文香は届けようとした。大輔も電車に乗って追いかけた。電車内の孝二の態度と、本当の山田さんの息子さんから電話があったため、孝二が舞砂道具店の吉原だと分かってしまったのだった。山田さんの奥さんがビブリオ書店ではなく吉岡に本を売ろうと考えたからだった。大輔は警察沙汰にしないでおこうと言うが孝二は警察に行く。舞砂道具店を畳む決心をする。
エピローグ 倉庫になっている大輔の実家で本を見付けた。大輔がビブリア古書堂で働き始めてからの出来事を、仕事のこと、栞子のことを詳しく綴っていた。人目に晒せない多くの秘密が詰まった本だった。ビブリオ古書堂の事件手帖
〜扉子と不思議な客人たち〜
プロローグ 2018年 秋
五浦大輔と篠川栞子は結婚しビブリア古書堂で働いている。六才になる娘・扉子がいる。今、大輔は栞子の母・智恵子の仕事を手伝い海外にいる。大輔はどこかに置きわすれた本を探して欲しいと栞子に連絡してきた。
栞子は扉子にせがまれ本によって生まれた人との話をしている。
北原白秋 与田準一編「からたちの花 北原白秋童謡集」 平尾由紀子は父・和晴の異母弟・坂口昌志の家を訪れることになった。坂口は五才の時に母親と平尾家を離れ、銀行強盗をし逮捕され、出所後由紀子が幼いころ平尾の家にいた。小学4年生の時、親戚の葬儀の後、平尾家に泊まった坂口が由紀子の部屋にいる所を見られ、坂口とは絶遠になった。和晴が倒れ、見舞いの品が届いた。和晴は由紀子に坂口に出産祝いと北原白秋の「からたちの花」を届けることを頼んだ。栞子から本を受け取り坂口家で叔父の妻・しのぶに本を渡す。からたちの花を読み、二人が違った詞を覚えていることを知った由紀子は、幼いころ歌を歌ってくれたのは父ではなく叔父だったことに気がつく。叔父は感謝している和晴から一字を貰って息子に直晴とつけたことを話す。
俺と母さんの思い出の本 入籍して二ヶ月、告白して付き合い始めて五ヶ月のころ。
母・智恵子の知り合い・磯原さんから、三十一才で二ヶ月前に亡くなった息子・秀実の本を探して欲しいと依頼を受ける。余り連絡のない息子が俺と母さんの思い出の本を見付けた。プレゼントすると言ったのが最後の言葉になっていた。その本を探して欲しいという。磯原末喜から息子の自慢と愚痴を聞き、息子のマンションに行く。秀実はイラストレーターだった。本棚の一画に空いている場所があった。秀実の友人だという男・岩本の家に行き、本を探す。古本屋の蓮杖が栞子さんから盗品が売られたと連絡が来たと秀実のところから持ち出された本を持ってやって来る。見付けた本を持って、秀実の妻・きららと共に磯原家に行く。「ファイナルファンタジーⅤ」に登場する曲をピアノ向けにアレンジした楽譜集だった。きららは秀実が、母さんにはやりたくもないことをやらされたけれどすごく役に立っている。絵画教室はイラスト、語学やピアノは交流にと言っていたことを話す。末喜はピアノを弾く。きららはうれしそうにピアノの方に行く。
佐々木丸美「雪の断章」 栞子の妹・文香の友達・小菅奈緒には先生と呼ぶ、ホームレスの志田がいた。志田は突然、奈緒の前からいなくなった。志田から奈緒に渡すように頼まれたと言って紺野祐太が「雪の断章」を持ってくる。奈緒は祐太と志田を探すため古本屋廻りをする。志田の行き先を知っている人を探した。祐太は奈緒が受験勉強をそっちのけで志田を探していると噂を流せば志田は奈緒に会いに来ると言う。本当に志田から連絡が来た。奈緒は文香と一緒に会う。話をした。そして奈緒は気がついた祐太が嘘を付いていることを。祐太は白状する。ホームレスの志田の家を荒らしていたこと。志田と面識は無かったこと。はじめて会ったのは尋ねてきた志田の妻が倒れ救急車を呼んだ時だったこと。ホームレスの所に来る女の子を見て、仲よくなりたくて勉強を始めたことを話した。
奈緒は自分のことを話してくれてありがとうと言い、自分のことを聞いて欲しいと言った。
内田百けん「王様の背中」 舞砂道具店の店主だった吉原喜市の息子・吉原孝二は屋号だけで店舗もない古美術と古書を扱う舞砂道具店を継いだ。先月亡くなった山田要助の家を訪れた。大方の古書は無くなり、少し残っていた古書を息子がビブリオ書店に持って行った後だった。要助は帰り際ぬかるみに転び汚したコートの代わりに、古風なトンビコートを借りた。ビブリオ書店の前で留守番の文香に山田さんの息子さんと間違えられ声をかけられた。山田が預けた本があった。中に内田百けんの「王様の背中」の特製本がアル子とが分かった。孝二は山田の息子と勘違いされているのをいいことに、やはり売るのはやめる。持ち帰ると言う。その本を読んでいた扉子は続きが知りたいと言う。背中のかゆい王様がどうなるか。どうにもならないよ。怪しんだ文香が読み終える。本当にどうにもならなかった。孝二は子供が勝手に査定前の古書をいじくるような店に蔵書を売りたくないと言い残し古書を風呂敷に包んで持ち帰る。孝二は稀覯本を手に入れた。扉子が追いかけてくる。孝二が乗ろうとしている電車から栞子と大輔が降りてきた。文香と話した大輔が電車に飛び乗る。孝二はコートを着替え、王様の背中だけをバッグに入れ、とんびコートと古書、風呂敷を座席に残し車両を変わった。大輔が忘れ物だとみんなに声を掛ける。コートと古書の他に王様の背中の版画を一枚持っている。全部揃って価値がある。版画を落としそうになる。思わず孝二は立ち上がっていた。大輔は吉原さん、コートと同じ匂いがしていると言われる。駅前のコーヒーショップで話す。大輔は王様の背中をチェックして版画を挟む。店で落とした版画を扉子と文香は届けようとした。大輔も電車に乗って追いかけた。電車内の孝二の態度と、本当の山田さんの息子さんから電話があったため、孝二が舞砂道具店の吉原だと分かってしまったのだった。山田さんの奥さんがビブリオ書店ではなく吉岡に本を売ろうと考えたからだった。大輔は警察沙汰にしないでおこうと言うが孝二は警察に行く。舞砂道具店を畳む決心をする。
エピローグ 倉庫になっている大輔の実家で本を見付けた。大輔がビブリア古書堂で働き始めてからの出来事を、仕事のこと、栞子のことを詳しく綴っていた。人目に晒せない多くの秘密が詰まった本だった。ビブリオ古書堂の事件手帖
2018年12月4日火曜日
古事記異聞 オロチの郷、奥出雲
古事記異聞 オロチの郷、奥出雲 高田崇史
橘樹雅は一日延ばし奥出雲に行く。民宿の主人・磯山源太は、雅が大学院で出雲の研究をしていると聞いて車で案内してくれる。四、五年前にも大学の先生を案内したと言う。
源太は、川の渓流の岩場で死んでいる斎木裕子を見付けていた。斎木裕子を殺したと石宮久美が自首してきたが、久美が押して裕子が倒れ、久美が逃げた後、誰かが裕子の頭を岩に打ち付け殺してから下に落としたことが判った。久美は裕子が四柱推命で八方塞がりの年であるにも関わらず凶方へ旅行した。本人に厄が降りかかるのは仕方がないが廻りの人にも迷惑が掛かることそ許せなかった。と言った。裕子が八方塞がりなのに五黄刹の南へ行き暗剣殺で帰ってきた。その悪気を尊敬する葛城先生に付着させようとした、その上金神七刹だった。裕子の廻りで七人死ぬ。犯人・三隅誠一は自供し供述書にサインし、逃走し、自殺した。快方の向かっていた葛城の容態が急変し死亡した。七人亡くなった。
雅は奥出雲で櫛が何なのか知った。朝廷の人々にとって素戔鳴尊が金神・冷酷無惨な戦いの神・悪神と考えられていたことが判った。
橘樹雅は一日延ばし奥出雲に行く。民宿の主人・磯山源太は、雅が大学院で出雲の研究をしていると聞いて車で案内してくれる。四、五年前にも大学の先生を案内したと言う。
源太は、川の渓流の岩場で死んでいる斎木裕子を見付けていた。斎木裕子を殺したと石宮久美が自首してきたが、久美が押して裕子が倒れ、久美が逃げた後、誰かが裕子の頭を岩に打ち付け殺してから下に落としたことが判った。久美は裕子が四柱推命で八方塞がりの年であるにも関わらず凶方へ旅行した。本人に厄が降りかかるのは仕方がないが廻りの人にも迷惑が掛かることそ許せなかった。と言った。裕子が八方塞がりなのに五黄刹の南へ行き暗剣殺で帰ってきた。その悪気を尊敬する葛城先生に付着させようとした、その上金神七刹だった。裕子の廻りで七人死ぬ。犯人・三隅誠一は自供し供述書にサインし、逃走し、自殺した。快方の向かっていた葛城の容態が急変し死亡した。七人亡くなった。
雅は奥出雲で櫛が何なのか知った。朝廷の人々にとって素戔鳴尊が金神・冷酷無惨な戦いの神・悪神と考えられていたことが判った。
2018年12月3日月曜日
ひなた屋おふく 泣く女
ひなた屋おふく 泣く女 坂岡真
半年前から井之蛙亭三九はひなた屋に通うようになった。女将はふく。娘・せん15才。元はすみ屋と言い、ふくの祖母・ときがやっていた。常連客は川獺先生・馬医者・桂甚斎、蔭間の京次、畳問屋備後屋の隠居・儀右衛門、霜枯れの紋蔵・岡っ引き、
十四で売られ二十七で岡場所を年季明けで出、三味線指南で食いつないでいるというはつという女が来る。与平にこの店を聞いたと言う。与平は二年前に亡くなった。はつは蕗味噌を食べながら、十五で産んだ赤ん坊を本妙寺の山門傍の石地蔵の足下に捨てた。一緒に死のうと戻ってみると赤ん坊はいなかった。年季が明けてから毎月晦日に石地蔵に供物を捧げていると泣きながら話した。
ふくは儀右衛門を迎えに来る清吉がはつの子供ではないかと思った。清吉は儀右衛門が拾って育てた。畳屋の手代・清吉が恋をした。太物問屋のお嬢様。相思相愛になるが親・大和屋惣兵衛が許さなかった。儀右衛門が親代わり、大名の紹介もするがそれでも許さない。元同心・加藤鉄之進が惣兵衛の義賊と言われた念仏鳥だという過去を暴く。惣兵衛は店を畳んだ。娘の結婚を認めた。
敵持ちの浪人、敵は辻斬りに殺された。妹の敵だった。藩、妻や子を捨てて敵討ちにでていた。やくざの縄張り争いのため親分の為に人を殺した男が島から帰ってくる。弟の面倒をみてもらった為に服従する。弟が観音様を描いた杉戸が千代田のお城に使われた。弟は死ぬ。
敵対する親分の用心棒は辻斬りだった。・・・・
半年前から井之蛙亭三九はひなた屋に通うようになった。女将はふく。娘・せん15才。元はすみ屋と言い、ふくの祖母・ときがやっていた。常連客は川獺先生・馬医者・桂甚斎、蔭間の京次、畳問屋備後屋の隠居・儀右衛門、霜枯れの紋蔵・岡っ引き、
十四で売られ二十七で岡場所を年季明けで出、三味線指南で食いつないでいるというはつという女が来る。与平にこの店を聞いたと言う。与平は二年前に亡くなった。はつは蕗味噌を食べながら、十五で産んだ赤ん坊を本妙寺の山門傍の石地蔵の足下に捨てた。一緒に死のうと戻ってみると赤ん坊はいなかった。年季が明けてから毎月晦日に石地蔵に供物を捧げていると泣きながら話した。
ふくは儀右衛門を迎えに来る清吉がはつの子供ではないかと思った。清吉は儀右衛門が拾って育てた。畳屋の手代・清吉が恋をした。太物問屋のお嬢様。相思相愛になるが親・大和屋惣兵衛が許さなかった。儀右衛門が親代わり、大名の紹介もするがそれでも許さない。元同心・加藤鉄之進が惣兵衛の義賊と言われた念仏鳥だという過去を暴く。惣兵衛は店を畳んだ。娘の結婚を認めた。
敵持ちの浪人、敵は辻斬りに殺された。妹の敵だった。藩、妻や子を捨てて敵討ちにでていた。やくざの縄張り争いのため親分の為に人を殺した男が島から帰ってくる。弟の面倒をみてもらった為に服従する。弟が観音様を描いた杉戸が千代田のお城に使われた。弟は死ぬ。
敵対する親分の用心棒は辻斬りだった。・・・・
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