2019年10月3日木曜日

風の市兵衛(弐)㉕ 天満橋まで

風の市兵衛(弐)㉕ 天満橋まで 辻堂魁
 小春と良一郎を探し出し、小春が三才の時、父母を殺した押し込みの犯人・両替商堀井の主人・千左衛門兄弟への恨みも晴らし、江戸へ帰ろうとしていた。
 小春が同じ長屋で仕立てを習っていた恒の息子・豊一が殺される。豊一は蔵屋敷蔵元大串屋の手代だった。島崎藩蔵屋敷で殺された。島崎藩の空米切手にまつわる不正の子細を記した帳面を母の長屋に残していた。帳面を欲しがった岡っ引きは小春と恒を勾引かし市兵衛に帳面との交換を持ちかける。岡っ引きは勾引かし犯人として捕まり、帳面を奉行所に提出したことで関係者は捕まる。

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