蘭方医・宇津木新吾⑧ 毒死 小杉健治
松前藩の抱医師宇津木新吾は路上の急病人を助け、上屋敷への到着が遅れ、腹に傷を負った藩士が死亡した。責任を問われ上屋敷での医療行為を禁じられる。藩士の傷の理由を探ぐる。路上の急病人は作られた者だった。一緒に探っていた藩士は殺された。足軽が毒殺され新吾の目は下屋敷に向く。全て仕込みだった。新吾は殿様への毒殺を注意するが、殿様の近くに行けなくなった。家老・宇部治兵衛は毒殺は大丈夫だと言いきる。新吾に殿の甥・孝太郎君を藩主にしようと次席家老が画策していると言うが証しがない。騒ぎ立て公儀隠密・間宮林蔵が当家に介入してくる口実が出来る。新吾の動きが公儀の手先と考えられても仕方がないという。休養を命じられる。
殿様を毒をもられた。新吾は押しかける。解毒剤を飲んだ元気そうな藩主に会う。相手に実行させ敵をあぶり出す作戦だった。
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