2018年11月3日土曜日

新・酔いどれ小藤次⑪ 椿落つ 

新・酔いどれ小藤次⑪ 椿落つ 佐伯泰英
  小藤次は久慈屋昌右衛門との伊勢の道中で知り合った三吉と再会する。三吉の父親が殺された。犯人は三吉を我が物にしようとする「強葉木谷の精霊」一味だった。
森藩の殿様の参勤交代の行列に付いて江戸入りした、森藩御用達の小坂屋の娘・采女が家臣・国兼鶴之丞と逃げた。鶴之丞が遺体で見付かった。采女は橘寿太郎と一緒にいた。小藤次の差配で下屋敷の高堂用人に頼み、下屋敷で弔いを済ます。川崎宿で采女は橘に斬られ、橘は森藩士・池端恭之助が倒した。采女の亡骸は千石船で森藩の親元に送られた。問題なく片付けるために老中・青山の力を借りる。采女に付いていた女中は長崎屋で働くことになった。
 三吉が強葉木谷の卑弥呼に勾引かされた。卑弥呼は赤目親子に誘いの手紙を出してきた。強葉谷に近付く者を何人も斬り、金を貸し人を攫って行く卑弥呼一味の退治を老中にも頼まれる。駿太郎と一緒に卑弥呼を倒した。
 三吉は畳屋・備前屋で働くことになった。
 将軍・家斉から、赤目一家に城に来いとお呼びがかかる。


 

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