わが殿 上・下 畠中恵
土井利忠 大野藩主。内山七郎右衛門を登用し、銅山の発掘、藩校の開設などの様々な藩政改革を断行し、藩の財政を立て直した。
内山七郎右衛門 利忠から「内出の小槌」と言われながら殿の才覚に惚れ込み、利忠の無理難題を一手に引き受け、大野藩のために奔走する。
内山隆佐 豪放磊落な気性。内山家の次男だが大小姓に取り立てられ、新たな一家を構え、七郎右衛門を支え続ける。
内山介輔 内山家の末っ子。剣術の腕立つ大男。真面目に勉学を重ねる粘り強さも持っている。
浅黄斑の勘兵衛と思い起こす。江戸初期の大野藩と江戸後期の大野藩。勘兵衛たちが藩替えで大野を去り、新たに入った殿様たちではあるが。
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