まんぷく 畠中恵 坂井希久子 青木祐子 中島久枝 梶よう子 宮部みゆき
〜〈料理〉 時代小説傑作選 細谷正充編〜
餡子は甘いか 畠中恵
安野屋に奉公する栄吉は、倉の砂糖を盗みに来た八助を捕まえる。砂糖の味が判る八助は安野屋に奉公することになる。八助は何でもこなし、栄吉よりも重要な仕事をする。泥棒の友達を引き込み、大事な砂糖をごっそり盗む。最後に栄吉が気がつき泥棒たちは捕まる。
鮎売り 坂井希久子
飯屋「ぜんや」を営む妙は、魚河岸で傷物の鮎を買って貰えなくて困っている娘の鮎を買う。この日は魚河岸で見ていた男たちが、店にやってきて大繁盛する。
料理茶屋の女 青木祐子
守屋は料理屋の煮豆がおいしくなったことから、料理屋にやってきた蘭が、煮豆屋で起った殺人事件の謎を解く。
桜餅は芝居小屋で 中島久枝
小萩は鎌倉から日本橋の菓子店へ修業に来ている。一年の約束で。近所の呉服店の女将と若女将を通して人付き合いを学ぶ。
清正の人参 梶よう子
御薬園同心の水上草介の所へ、二年後の阿蘭陀商館長の江戸参府の下見に阿蘭陀通詞がやってきた。
お勢殺し 宮部みゆき
天秤棒を担いだ醤油の行商をしているお勢。お勢と付き合っていた音次郎が犯人候補だがアリバイがある。茂七は音次郎が勢の着物を着て人目に触れたことを暴いた。
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