2020年7月1日水曜日

留萠本線、最後の事件

留萠本線、最後の事件 山本巧次
 トンネルの向こうは真っ白
 鉄道ファンの浦本は廃線前の留萠本線に乗車した。ハイジャック事件に巻き込まれる。乗員乗客4名と共にトンネル内に閉じこめられる。犯人は交渉役に道議会議員・河出を要求、身代金1億7550万円を要求する。
 犯人は河出の幼馴染み・宇藤だった。シナリオを描いたのは、浦本と一緒に人質にされた元信用金庫職員・下山。河出の企みで被害を受けていた。河出の悪行を告発するためのハイジャックだった。だんだん捜査側に気付かせるように持っていった。人質の二人の女子が動画を撮りメディアに流す。
 宇藤を逮捕に来たのは昔お巡りさんになると言っていた後輩だった。お巡りさんになり、事件の時、留萌の署長だった。定年退官した。宇藤をシン兄ちゃんと呼ぶ、阿方のマーちゃんだった。

0 件のコメント:

コメントを投稿