2020年7月23日木曜日

風烈廻り与力・青柳剣一郎㊽ 

風烈廻り与力・青柳剣一郎㊽ 咲かずの梅 小杉健治
 加賀藩を調べていたお庭番が殺され、加賀藩主近習衆の増川が殺される。剣一郎に増川に刺客が出ていることを教えてくれた僧が、老中・磯部相模守の刺客だった。
 磯部相模守と堺屋は相模守の領地・若狭で抜け荷をしていた。五年前、嵐に遭い船が難破したことで、積み荷が流れ着き、調べが入りそうになった。調べられる前に堺屋は店を閉め、加賀の能登屋を乗っ取り、屋号を難波屋に変える。加賀の重臣・奥山弾正とてを結び抜け荷を始めていた。難波屋の娘を奥山の養女にして加賀藩主重興の正室にしようとしていた。相模守の目の前で 抜け荷を暴く。相模守の言いなりだった北町奉行所与力水上秋之進が相模守を戒めた。水上の父親は相模守の家臣に家来にしてもらっていた。
 相模守は家来に殺され病死と届けられた。

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