2020年8月11日火曜日

わが家は祇園の拝み屋さん12

わが家は祇園の拝み屋さん12 望月麻衣
 〜つなぐ縁と満月に降る雨〜
 東京に厄神・禍津日神を放とうとする「凶星」のリーダーは、小春に西洋星術を教えてくれた川瀬だった。川瀬の父は霊力が強く、陰陽師の組織で活躍したが突然力が無くなり組織から追放され亡くなった。力が無くても陰陽師家に生まれた者は組織の幹部に納まっている。陰陽師の組織を潰したかった。千歳は禍津日神を一条戻橋に封じた藤原保親の子孫であり安倍晴明の生まれ変わりだった。宗次朗の菓子作りの師匠・谷口の父親の幼馴染み・藤原千賀子の孫だった。川瀬が千歳の力を利用していた。小春は千歳を説得する。千歳は止めようとするが、川瀬の祝詞で厄神は解き放たれる。小春と澪人と千歳が、若宮を呼ぶ。九州の大直日神、奈良の大直日神、京都大直日神のエネルギーを東京に集め天に昇って行く。
 千歳は祖母に会えた。谷口は父と和解した。小春も澪人も京都は帰る。

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