2020年8月17日月曜日

薬師・守屋人情帳 朧月夜の怪

薬師・守屋人情帳 朧月夜の怪 青木祐子
 守屋真26才 渋谷に暮らす。師匠・桂川甫周
 朧月夜の怪 橋のたもとで怪我人を見付け家に連れて帰る。傷を縫い合わせ成功した。彼は札差で大口や差辰、女房の浮気相手を殺し、女房と逃げていることになっていた。守屋は手形を用意してやる。夫婦で会う日を決めていたようだ。だが、守屋には判った。殺されたのは差辰。男の怪我は女房にやられたものだった。女房の目的は差辰の金子。二人が会った時、女房は男を殺そうとして男が女房に怪我を負わせていた。守屋は男を逃がす。女の怪我を治す。
 七十五日目の瓦版 瓦版屋の音也がいなくなったと売り子の綾が探していた。大奥に入ることになっている如月屋の娘の素行調査をしていた。綾は如月屋で殺されたのではないかと思っていた。守屋は如月屋で音也の傷の手当てをしていた。落ちかけた中指をつなげで添え木をしていた。三ヶ月たっていた。手は少しずつ動くようになっていた。如月屋の娘は男に別れ話をし、殺されそうになったところを音也がかばい、傷つけられた。如月屋に呼ばれ守屋が手当てし、摺り師・岩太郎の世話になっていた。音也は世話をしてくれた女・伊代を女房にし、子が宿っていた。
 料理茶屋の女 
 毒を摘む 服毒死の心中死体がみつかった。守屋の所にきた子供疑似兄妹と話していて、殺しだと判った。医塾で同窓だった男が宗方に養子に行き、江戸で開業名医と評判になりつつある男。宗方聖次郎と手を組み土地を人から取り上げる生駒屋。生駒屋のことを調べていた男が心中した男だった。竹藏にやらせた。兄妹が頼りにしていた竹藏だった。竹藏は宗方に言われ、兄妹を殺そうとした。奉行所前で自首し服毒自殺をした。兄妹は助かった。親のいない兄妹を翔太の母親のところに手伝いに行かせた。調べは宗方までは行かない。

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