苦悩する男 上下 ヘニング・マンケル
四月、クルト・ヴァランダー59才/スェーデンのイースタ警察署の刑事の娘/リンダ・ヴァランダー/マルメ警察署の刑事のパートナー/ハンス・フォン・エンケの父親/ホーカンが行方不明になる。ストックホルム警察のイッテルベリが捜査する。六月、母親/ルイースも行方不明になる。六月末、ルイースが終日前に亡くなっていたと思われる遺体で見付かった。バックに入ったメモからルイースは北のスパイだと思われた。海軍時代の友人など話を聞くに従ってルイースのスパイ容疑は濃くなる。ヴァランダーはホーカンが隠れ暮らす島を見つける。結論に至ったヴァランダーはホーカンの友人/ノルドランダーを連れホーカンに会う。ノルドランダーの姿を隠し、ホーカンの自白を引き出す。ホーカンはアメリカのスパイだった。影で聞いていたノルドランダーは自殺に失敗したホーカンを撃ち殺す。
55才 ルーデルップ近くの農家の建物・一軒家を買った。黒いラブラドール/ユッシを飼う。
58才2007年 ここ数年、糖尿病のため毎日インシュリンを打っている。
8月リンダ39才が初孫の女の子を産んだ。クラーラと名付ける。リンダはマルメ警察署の刑事をしている。パートナーはハリス・フォン・ヘンケ37才。コペンハーゲンの投資信託会社でヘッジファンド専門部門で働く。二人はリーズゴードに住んでいる。
59才 ホーカン夫婦のことを調べる。途中霧のベールに包まれたような記憶の欠落に悩まされる。
元妻/モナはリンダの説得で施設に入った。
元恋人/バイバ・リエバは、突然会いに来た。ガンで余命が短いことを告白し、帰る途中リガ近くの石壁にぶつけ亡くなった。
数年後 アルツハイマーと診断される。
クルト/ヴァランダーの物語は終わった。
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