若鷹武芸帖⑧ 相弟子 岡本さとる
滅びゆく武芸の流派を調べる公儀武芸帖編纂所。編纂方水軒三右衛門はかっての相弟子・和平剣造から”まだ見ぬ娘”のことを託された。娘・登世は剣術の女道場主になっていた。小太刀の使い手道場主に新宮鷹之介も心を配る。
道場に通う門弟のけいに付纏う男を蹴散らす。その男の後ろにその辺りの浪人を束ねる男がいた。その男の兄は、かって水軒三右衛門が片手を切り落とした 増子貴兵衛だった。
登世の息子・錬太郎が連れ去られ三右衛門は呼び寄せられる。錬太郎を助け増子を斬る。
錬太郎に慕われ登世にも頼りにされた三右衛門は一緒に住むことを考えるが、武芸者として生きる事にした。
鷹之介は三右衛門に何か因縁を引きずり命を投げ打つべき時を探っているように思った。
気炎流小太刀
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