大江戸科学捜査八丁堀のおゆう⑧ 山本巧次
〜司法解剖には解体新書を〜
三人、四人と長崎関係の商家の主や、長崎奉行の家臣などで、不審の死に方をした者があった。内与力・戸山から、鵜飼伝三郎とおゆうは内々に調べて欲しいと頼まれた。
狙われていると承知していた者が殺された。家人も承知で解剖しようとした。が事前に止められてしまった。伝三郎は、謹慎させられる。
また狙われた。宇田川が、生理食塩水で助けた。血液を採取した。
日本にない生物毒。
毒を入れたかもしれないと思われた、巫女に扮装している女を探り家に行くと殺されていた。薩摩の武士を目撃した。巫女の家から微細証拠を宇田川に渡す。
おゆうは薩摩の武士を呼び出す。宇田川はフラッシュバンや高圧洗浄機、金属バットを用意して迎え撃つ。伝三郎はおゆうが危なかったと宇田川を攻めた。
おゆうが世話になっている蘭学医・瑛伯の師匠は大槻玄沢だった。
瑛伯は、薩摩の大殿に気に入られお金を貰っていた。薩摩藩は大殿の散財のため交易を増やしたいと思っていた。薩摩の交易の勝手を通すことを良く思わない人が出てきた。薩摩は不満分子を始末した。毒を手にして渋々手伝ったのが瑛伯だった。
おゆうは玄沢から著者サイン入りの重訂解体新書の試し刷りを貰った。
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