定廻り同心新九郎、時を超える①鷹の城 山本巧次
瀬波新九郎は崖から転落し、戦国安土桃山時代にタイムスリップした。
天正六年、羽柴秀吉が東播磨の青野城を囲んでいた。目の前で死んだ、安国寺恵瓊の文を持った密使になり青野城に入る。青野城で起こった殺人事件を解決し、犯人と思われていた湯上谷佐馬介を助けた。新九郎は、青野城鶴岡家の奈津姫に抜け道を教わり脱出する。青野城では、家臣も殿様も二心を持った者ばかりだった。崖を滑ったと思ったら江戸時代に帰った。
父親・新右衛門から新九郎の曽祖母が、実家が上谷といい、播磨の出だと聞く。
上谷家の隠居・畿兵衛より、先祖の話しを聞く。
先祖は、湯上谷、鶴岡家と共に織田方に付く。豊臣の臣下となるが、秀吉の不興を買い、鶴岡家は改易となる。鶴岡家の姫・奈津は豊臣の家臣と婚姻したが、秀次に関わり鶴岡が改易となり離縁された。湯上谷は、奈津姫と婚姻し、宇喜多家に仕官した。
関ヶ原後、徳川の旗本になった。湯上谷の名を変え上谷になった。
佐馬介は家康と同じ年に亡くなり。奈津は家光が将軍になった年に亡くなったことが分った。
畿兵衛の姪・志津と出会う。彼女は、奈津姫と瓜二つだった。
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