江戸は浅草〈6〉 月見の宴 知野みさき
白雨 花見で真一郎が出会った後家の雨音。周囲では人死が相次いでいる。雨降らす天女、天降女子とも見紛う彼女が殺していると噂も立つ。大介は仲を深めた鈴を尻目に雨音の家に通う。
伊関屋のおかみの結は、身投げしたことになり弥彦と近江に旅立った。
姑獲鳥(うぶめ)と産女 冬青が難産で赤子は産まれたが、冬青が危ないと聞き、大介は雨音の家に泊まり、浄閑寺でお百度参りをしている。冬青の夫・良介が、冬青の櫛を持って大介を訪ねる。会ってくれという良介に、身代わりの櫛を備え、お参りする。会いには行かなかった。
付文 千住の大嶽虎五郎と吉原の三浦屋と仙台藩が組んで亜芙蓉の抜け荷をしていることが、三浦屋の仙花から真一郎への付文で判明した。仙花も殺され、三浦屋の主人も殺される。
月見の宴 船宿中野屋と虎五郎の密会場所が、三浦屋だった。間にいたのは賢征という男だった。賢征が人殺しをしていた。左眉に黒子がある。船で逃げる虎五郎を狙う真一郎の矢の前に子分の悌二郎が身を出す。悌二郎は真一郎の知己だ。虎五郎は射られ捕まる。みんなに慕われる悌二郎は医者に運ばれた。
月見の宴で、通し矢の大会が行なわれる。途中、寺男が現れる。真一郎は、男の動きを止めた。火矢を放とうとしている曲者を狙った。寺男が逃げる。真一郎の矢が足を、幸三郎の矢が肩に当たり寺男は、取り押さえられる。賢征だった。彼らは、貴賓席の二人を狙ったようだ。
三十三人から、五人に絞られた。真一郎は三百五十二本で五位で終わった。幸三郎は二本多い。四位。
幸三郎は、多香の仲間、お庭番だった。
貴賓席の名無し様から二十五両頂いた。何か一つ望みを叶えると言われ、悌二郎の無罪を願った。悌二郎は帰って来た。悌二郎は悪ではない。
みんなは、真一郎の掛けなかった。みんな賭に勝った。お伊勢さん大阪奈良に行こうと盛りあがる。
0 件のコメント:
コメントを投稿