2026年2月26日木曜日

押絵と旅をする男

 押絵と旅をする男 江戸川乱歩+しきみ

 富山で蜃気楼を見、帰る夜汽車の中で、男と女の押絵を持った男と二人きりになる。
彼は、双眼鏡で絵を見ることを勧める。絵は生きているように見え、彼は絵の二人について語る。
 二十五才の兄が、凌雲閣から遠眼鏡を覗き見た女性に恋をし、女性を探し出した。覗き眼鏡の中にいた。兄の言う通り遠眼鏡を逆さまに兄を見た途端、兄は消え、覗き眼鏡に中に行ってしまった。覗き眼鏡屋から押絵を買い、旅をしているという。男は年を取ったが、女は昔のままだという。
 男は、途中で汽車を降りた。

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