江戸の御庭番6 首一つ 藤井邦夫
真霊宗の僧侶・龍光は生れながらの平等を説き急速に勢力を拡大していた。信者等の蜂起を危惧する吉宗の命令で隠密・喬四郎は龍光の素性と狙いを探る。
忍びの一味による火事や押込みが相次ぎ、人々は不安を募らせた。
龍光の寺・龍円寺には甲斐忍びによる結界が張り巡られていた。甲斐忍びの後ろに、金沢藩老職一色と大聖寺藩の殿様の叔父・利忠がいた。火事や押し込みも甲斐忍びのやったことだった。一色は甲斐忍びの押さえ込み吉宗に恩を売る気でいたが、喬四郎の調べで自分たちの身が危うくなり、龍光の首を取り事件の解決を図ろうとした。喬四郎は龍光を助け出すが、亡くなる。甲斐忍びの御館天竜は甲斐忍びの一団を率いて去った。禍根を残すなという吉宗の命で、甲斐忍び、龍快と一色と利忠こと京弥を討った。
喬四郎の子が生まれた。
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