居酒屋ぜんや⑤ つるつる鮎そうめん 坂井希久子
林只次郎は甥・乙松の病状を妙に話す。妙は夏風邪だという医者を変えるよう言われ、西瓜糖を貰う。乙松は瘧で苦い薬を飲むために西瓜糖を舐めることになる。
只次郎は職人の格好そしている時、妙と一緒にだまされていた娘・浜を助けた。浜は三河屋の娘だった。浜は職人・只さんを好きになったようだが只次郎だと誰も明かさなかった。
鮎売りのえんが、訪ねてきた。草間重蔵を見たえんは、鮎を駄目にした黒駒組の者だと言う。妙は用心棒・草間重蔵の身元調べを只次郎に頼む。
草間某が、打ち壊しの先導者だとわかった。重蔵が草間某か判らない。
只次郎妙の夫・善助の死が本当に事故か、柳井に調べてもらう。事故ではないようだ。
妙の父親が「微笑みの秀さん」こと佐野秀晴であり、夫・善助が連絡係だったと判った。龍気養生丹を作っていた医者だった。三河屋、三文字屋、俵屋、升川屋みんな知り合いだったことが判った。
近江屋と善助は手代の頃の同輩だった。
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