てしごと おんな職人日乗 あさのあつこ
春雀二羽 澤田瞳子 鷹ヶ峰御薬園 藤林匡の義理妹・元岡真葛。鍼医の師匠の息子・御殿医御薗家七代目・常言と弟・別家を建てた常懿の仲の悪い兄弟の確執をほぐす。祖父の隠れた娘の登場。
藍の襷 志川節子 大隅国曽於郡福山郷 沙奈17才。三斗甕に春と秋に十八甕ずつ仕込む。麹名人の父を亡くし、受け継いだ母も亡くなる。沙奈が受け継ぐ。好きになった人は薬売りに化けた他国の密偵だった。幼なじみのきよの次兄・基次郎(船の水夫)が養子に来る。
掌中の天 奥山景布子 伊勢神宮の鳥居前の茶屋の娘・りん。付き合っていた和菓子屋の職人・信吾は帰るまで待っててと言って京へ行く。りんは根付職人の弟子になる。桑名の殿様に作った根付を見てもらい先行き楽しみと言ってもらった。信五が帰ってきた。
姉妹茶屋 西條奈加 秩父観音札所参り、三十四番水潜寺の近く、しまい茶屋で働く、姉・蕗と妹・亥。蕎麦打ち職人の蕗の許嫁・江吉は金をかせぐために江戸へ行っている。帰ってきたら一緒になる予定だ。江吉が江戸で盗賊になり上前をはねたと追ってが来ている。帰ってきた江吉は捕まるが、名を使われたことが分かる。亥も蕎麦打ち覚えようかなと思う。
浮かれ蝶 小松エメル 半年前、名主の娘・千代9才が行方不明になった。口寄せ巫女は千代は死んだという。村人も信じた頃、若者が話を聞き、名主の娘への虐待のため娘を逃したことを見抜いた。
おもみいたします あさのあつこ 松田屋喜平、小さな蠟燭問屋を大店にした。再婚相手に毒をもられているような気がする。そんな時もみ治療を受けた。後悔や辛抱や我慢や残り物が懲り固まっていると言われ、昔を思い返す。
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