照降町 四季(一) 初詣で 佐伯泰英
鼻緒屋の娘・佳乃は、三年前三郎次と駆け落ちしたが、賭場の借金のため売られそうになり照降町に逃げ帰った。
父・弥兵衛は肺を患い後半年の命だった。
元小倉藩の浪人・八頭司周五郎が鼻緒挿げの修業をしていた。近所の道場の師範をしている。弥兵衛の掛かる医者・大塚南峰の酒断ちを剣術稽古で助ける。
三郎次が悪を連れて連れ戻しに来るが周五郎に助けられる。
周五郎にも元の藩からの誘いがあるが、帰る気がないようだ。
佳乃の下駄の鼻緒の挿げが宮田屋に認められ高価な仕事を廻して貰える。佳乃は吉原の花魁達に会い足の寸法を測り直で仕事を貰う。
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