2021年8月17日火曜日

照降町四季(三) 梅花下駄

照降町四季(三) 梅花下駄  佐伯泰英

 火事で全てを焼かれた照降町だったが、みんなで護った梅木を支えに復興していく。
宮田屋は、佳乃が仮家で挿げる下駄を船店で売った。自前の屋根船を店仕立てに造った。若狭屋も遅れて船で店を出す。
 宮田屋が土蔵を護るために建てた見張り小屋を大塚南峰の仮診療所にした。八頭司周五郎は蔵の中で見張りをした。
 宮田屋の再建が始まった。宮田屋は佳乃の家を再建した。佳乃は、吉原の梅花花魁に道行きの時に履く三枚下駄を頼まれた。下駄作りの職人と軽く履き心地のいい梅の絵付きの下駄を作った。佳乃の発案で照降町で花魁最後の道中が行われた。梅花花魁は身請けされる。
 水面下で佳乃と周五郎が梅木を守ったことが芝居になる話が進む。
 若狭屋の長屋跡地に南峰の診療所が出来ることになった。
 伝馬町の牢の敷地内に剣術道場が建つことになった。

 周五郎の兄・裕太郎が訪れる。帰る意思の無いことを言う。裕太郎が殺されたと連絡が来る。父親からの呼び出しが来た。

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