2021年8月3日火曜日

照降町の四季 己丑の大火 

 照降町の四季 己丑の大火 佐伯泰英

 文化十二年 1829年3月 神田佐久間町から火が出、神田から南を焼き尽くした。照降町も焼けた。佳乃は御神木の梅の木を護ろうとした。御神木が残っていたら照降町は甦るとみんなで護り通した。
 八頭司周五郎は解き放たれた囚人から三度宮田屋の財産を守った。
 佳乃の父・弥兵衛は火事の早い段階で深川に移動したが火事が修まるころ息を引き取った。
 宮田屋の見張り小屋で、大塚南峰は開業した。

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