前略、山暮らしを始めました。9 浅葱
GWが明け落ち着きを取り戻した佐野とニワトリたち。
佐野は、ニワトリの抱卵を用意した。ユマが卵を抱き始めた。ユマは大好きなお風呂にも入らず、食事の量も減る。立ち上がるのは、排泄の時だけという有り様に佐野は心配する。木本医師も診察に来てくれる。佐野はこんなに大変だと思ってなかった。
相川さんもやってきて、ポチのため端午の節句をした。
スズメバチを見つけた佐野は、いつも湯本さんに頼んでは悪いと思って役場に行くが、結局湯本さんに連絡が行き、防護服を借り、相川さんと湯本さんと三人で退治することになった。
ニワトリたちは大活躍だった。湯本のおっちゃんは、ニワトリたちに、カタコトでも俺の前ではしゃべってもいいからな。と言った。佐野を見てにかっと笑った。バレてた。
相川が、N町でのお礼と桂木姉妹を佐野の家に誘った。佐野の家で相川の手料理が振る舞われた。
五六個抱かれている卵を見て、複数生まれたら一羽欲しいと姉妹に頼まれた。
仮想通貨が上がり、風呂の改築出来そうだと相川に言われる。
五月末、ひよこが生まれた。メイと名付けられた。
神様の所へ行き、祠を供え付けるために、圭司さんと将悟君が来た。メイも連れて行くために、メイをメッシュの袋にいれ肩掛かばんに袋をいれぶら下げた。ポチがかばんを掛けた。
山頂で、祠を置き、石を収めた。風が何度も吹いた。
みんなから誕生おめでとうが何通も来た。
メイの家の段ボールを居間に置いている。メイは段ボールを抜け出し、居間の畳にうつ伏せでジタバタしている。
みんなが順番にメイを見に来る。メイの尾は羽ではなかった。メイは居間から土間に降りようとする。それをユマが身体でうけとめていた。ユマの背の羽の中に埋もれている。夜は、居間で寝ることをタマに阻止される。夜は自分たちが面倒を見るから自分の部屋で寝ろと言うように。
実家から、マンションと駐車場など、のことで話があると連絡がくる。
ニワトリがシカを二頭狩った。相川さんに連絡。湯本のおっちゃんに連絡。秋本さんに連絡。明明後日、おっちゃん家で宴会。
神社に神様のことで相談に行くと、窓口は湯本のおっちゃんだった。おっちゃんに、山の神様が親切なのはどうしてだろうと相談した。戸惑ってる。返事は待っていれば来るということだった。
ポチとタマが山にシカが三頭いると言う。明日、おっちゃん家に行くから狩るなと言った。ニワトリはしぶしぶワカッターと言う。
オッチャン家での宴会の次の日、山唐さんが佐野の家に来た。
神様と話して山唐さんが言ったのは、存在が消えそうになっていた神様だったが、佐野が見つけてくれたことで、いろいろ思い出すことができ、また山を含めて見守れるようになった。神は見守るだけしかできない。
山東さんにレストランに食べに来て欲しいといわれた。友達と、ニワトリと後にLINEで、相川氏と大蛇たちをお連れください。と。誰にも存在を知らせていないテンのことを知っていることに驚いた。
三頭いるシカを狩ることになった。相川が、ポチとタマと一緒に行く。三頭狩れれば一頭は相川が欲しいということになっている。リンが一緒に来て川でザリガニを捕る。シカが狩れればリンが持って帰るということになった。
三頭狩れた。一頭は足を折り、西側に追い落とした。タマがリンを案内する。
秋本さんに二頭狩ったと連絡を入れる。明明後日宴会。
メイは、佐野の頭の上に乗る。
宴会日、おっちゃんと、相川さんと陸奥さんは、佐野家の風呂の話をしている。百万までです。資材も全部合わせてだと言い切った。