前略、山暮しを始めました10 浅葱
ニワトリ三羽と山暮らしを始めて、一年が過ぎた。ニワトリが一羽増えた。ポチ、タマ、ユマ、ヒヨコのメイ。
六月中旬、みんなで墓に行く。メイを入れたポーチをポチが首から掛ける。メイはヤンチャだった。ポチの背にメイが飛び乗る。タマ、ユマと順に何度も背に飛び乗った。
相川さんと大蛇二匹と、佐野家全員で山唐さんのレストランへ行く。ニワトリとテンとリンも山唐さんの前でしゃべった。山唐さんは、彼等に話をしなければいけないと言い、佐野と相川は、山唐さんの妻・花琳さんとレストランに入った。豪華中華を頂き、山唐さんのはなしを聞く。
人が居なくなり消えそうな神を心配して生き物が集まった。消えていこうとする神に、生き物を大事にしてくれる者に引き渡そうと言う者がいた。神はその者に託した。動物たちは神の影響を受け、なりたい姿、もしくは供に過ごす者にとって都合のいい姿を求めた結果あのように成長したのだろう。彼らは供にありたいと願い、具現化した姿になった。進化したので元に姿には戻るのは不可能だ。山唐さんは会話は忘れてくれと言った。何かが抜け落ちた。
山東さんの所は、隣村だが、ぐるっと廻らなければならないので、遠い。
佐野はおじいさんの遺産で、マンションと駐車場を貰った。管理は母の弟・伯父さんに頼んでいた。姉からの連絡で、実家に帰り見に言った。五千五百円が七千五百円になり、一台分が狭くなり、止められる台数が増えていた。証拠を押さえて帰る。
七月、七日、桂木リエの発案で、七夕祭と一日早いリエの誕生会をすることになる。佐野は笹を切りに行き、小学校の分の五本を切り、学校に持って行く。相川さんは食事を用意してくれる。佐野の家に集まる。次の日、小学校で一緒に燃やしてくれる。ニワトリたちに色とりどりのストールを掛け写真を撮る。
最終週、実家に行き、伯父に管理は、管理会社に頼むことにしたと言い、勝ってな値上げ分は顧客に返すよう指示した。管理会社との契約まで姉に管理を頼むことにした。実家に帰るには一泊しなければならない。ニワトリが心配だし、ニワトリたちが一泊することをすんなり許さない。帰って来た早々、ニワトリがハクビシンを狩ってきた。相川さんを呼んだ。秋本さんにも連絡して、ハクビシンを6匹渡して貰った。相川さんは、泊まり、夕食を作ってくれる。朝、相川さんが食事を用意してくれていた。次の日、おっちゃん家でハクビシンの宴会をすることになった。ポチやユマは片言だけど、ややこしい事柄もタマはしっかり理解できる。
八月、八日、夏祭りとゴミ拾いウォークの予定がある。今年は、八月九日神社周り、ポチとユマと 十二日松山さんの養鶏場周り、タマとユマとメイと 十四日桂木さんの山から相川さんの山まで、みんなでとなった。
ゴミ拾いウォークにニワトリが着るポンチョの寸法を測りに桂木姉妹がタツキと一緒に来た。タツキと一緒に山に行ったポチとタマはシカ二頭を狩った。相川に連絡。相川は祭り担当の陸奥さんと一緒にいた。シカ二頭の内蔵はタツキとニワトリが取り、シカ肉は、祭りが買い上げ、祭で焼いて売られることになった。タツキは、山からそのまま家に帰った。
実家に帰り、管理会社と契約をする。昇平の住んでいる山に行きたいという母親に、マムシがいるからと断る昇平。
夕方、おっちゃん家で浴衣に着替え、桂木姉妹と祭に行く。ニワトリたちはおっちゃん家でお留守番。串ざしのシカ肉を買って食べる。相川作のシカ肉美味しい。おっちゃんとおばちゃんの分も買って帰る。
神社のゴミ拾い前に不法投棄の二人を現行犯で、神社の稲林が捕まえる。朝早く、パンと牛乳を飲んだ後、ゴミ拾い、後BBQをしてお終い。
相川さんから、緊急の相談を受ける。相川さんの従兄弟がゴミ拾いに参加すると言う。話を聞くと、桂木リエちゃんと知り合いの様子。従兄弟・隼也はリエがここにいることを知らない。偶然のようだ。リエにも聞いたが、佐野は合わせてから考えようということにした。
養鶏場のゴミ拾いの日、松山さんの息子さんたちと顔を合わす。孫は参加した。
ゴミ拾いの後、佐野の家に相川さん、本宮隼也、桂木姉妹が集まった。リエが同じ店の店員にストーカーされ急きょ逃げるため、バイトを辞め、姉のところに来た。その店の店長が本宮だった。何も言わず親に電話を頼み辞めたことは心に引っかかっていたリエと、急に辞めたバイトのことは、本宮も心に引っかかっていた。二人は許可をもらい二人で話した。佐野はユマを見張りに置いた。ユマは、リエーダイジョウブ。サノーオバカーと言った。
最後のゴミ拾いの日、昨日、墓参りに来ていた山倉さん親子と、おっちゃんの孫も参加した。
本宮とリエはいい雰囲気。
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