お鳥見女房 別れの季節 諸田玲子
勝手に7で完にしていた。2016年1月28日に戻り完を取り消す。何故完にしたのだろう。
この本を見た時うれしかった。諸田さんのもう一冊、狸穴あいあい坂も一緒に見付け飛びついた。久しぶり。
嘉永六年の大雪 鳥見役の久太郎たちは鷹匠たち一行と合流し大雪の中、お鷹狩りの鷹を八王子に運ぶ。途中で大雪で立ち往生し、探し当てた避難場所は博徒の隠れ賭場で博徒に捕らわれた。珠世は博徒の首領が呼ぶ近藤周助と話を付け次期道場主の島崎に助けられ鷹を無事八王子に運んだ。
大鷹の卵 春過ぎ、大病の後、三河に帰った藤助の作った刺し子の巾着を十ほど持って沙耶の三才のお祝いに親方の息子・乙吉が来た。
護国寺の喬木に大鷹が巣をかけた。恵以と秋は大鷹の巣を見に行き、悪ガキと言われる捨吉と元木勇五郎を見る。捨吉を捕まえている同心から元木は捨吉を助けた。元木は安藤長門守の家来で寺社奉行の小検使に抜擢され、家柄見た目性格非の打ち所の無い若者だった。秋は元木との縁談を断ったところだった。捨吉兄妹は元木の紹介で石屋に預けられた。梅雨の頃、元木は妬まれ足を引っ張られお役を解かれた。秋は元木との結婚を決めた。
乙吉が藤助そっくり格好で藤助のかわりに一日だけしゃぼん玉売りをやった。乙吉が藤助に沙耶に見せてやるように言われていた。捨吉とちか兄妹も招き、秋の縁談が決まった祝いもできた。
黒船 浦賀沖に黒船が四隻来た。源次郎は浦賀へ行き、品川へ行き、象山塾へ行き、源次郎は自分が成すべきことが分からない。
御殿山 綾が男児・新十郎を生んだ。永坂家の義父の甥の息子・光之助4才を養子にしたいという話があった。元々永坂家を継ぐ予定だった義父の甥が残して家出した赤子だった。綾と久之助は自分たちの子として育てていた。綾が出産のため矢島家に行っている間に話の養家・片岡家に連れられていた。片岡家を一人で出た光之助は御殿山が切り崩され打撃を受け揉めている元締めに連れて行かれた。判之助と恵以は光之助を探し出した。元締めはどこの子か探すつもりだった。片岡家は探しもしなかった。元締めは訴えられ島送りになった。光之助は養子に行かなかった。
天狗の娘
別れの季節 源大夫、多津夫婦、雪、源次郎、多門が小田原に帰ることになった。源太郎の祝言が終わり、稲垣家家臣になった。源大夫は隠居し、小田原の石塚家を継ぎ大久保家の家臣になる。鷹狩りに見せられた多門は将来帰ってきて矢島家に養子に入ると言った。
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