2020年6月12日金曜日

江戸の御庭番〈5〉 はぐれ忍び 

江戸の御庭番〈5〉 はぐれ忍び 藤井邦夫
 隠密・倉沢喬四郎の使命は、何者かに奪われた謀反の連判状を取り戻すこと。百年余り前の二代将軍秀忠公を亡き者にしようという企てに加わった起請文の連判状の巻物だった。
 盗んだのは出羽忍び、脅迫されている仙台藩の鬼首衆が反撃する。出羽忍びを使っているのは水戸藩主の父親の弟だった。
 喬四郎は鬼首衆と戦う出羽忍びから連判状を奪い取り燃やす。水戸の隠居を殺す。水戸の隠居に情報を流していた徒目付組頭・早見小五郎を殺す。早見の妹は喬四郎の父の親友の恋人だった。早見の正体は証されず死んだため、二人は一緒に暮らし始めた。

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