勘定侍柳生真剣勝負〈二〉 始動 上田秀人
弱みは財政、大名を観察する惣目付から家を守るために柳生家当主・宗矩は、勘定方を任せるべく隠し子の商人・淡海屋一夜を召し出した。渋々応じた一夜だが、柳生の庄で十兵衛に稽古を付けられながら石高を検分、殖産興業の算盤 をはじく。江戸に行く途中、京で商談をする。
江戸に入る直前、牢人に囲まれる。一夜は剣を使えないが十兵衛等の稽古は生きた。
柳生を名乗ることは断り、百石で雇われる。一夜には惣目付・秋山修理亮の命で甲賀忍者が見張りに付いた。それを見張る伊賀・柳生家の門番が付いた。一夜の女中に伊賀の里から妹を呼ぶ。
一夜は近所の金屋儀平の引きで駿河屋総衛門を紹介される。御用商人になってくれる。
宗矩は家光から会津の国替えを命じられている。
大阪では一夜の嫁の座を狙う、信濃屋の三人小町がいる。
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