親子十手捕物帳④ 親子の絆を確かめて 小杉健治
辰五郎は酒問屋滝三郎に、滝三郎の母を殺した罪で島流しになった石助が帰ってきて滝三郎の周辺に出没している。動向を探って欲しいと頼んできた。滝三郎は昔、観音組を名乗り徒党を組んで辰五郎の世話になっていた。母の死後、真面目になった。
息子辰吉は記憶喪失の娘・りさを助ける。りさの記憶を取り戻すため動いていると、滝三郎の母親の事件に当たる。
石助は濡衣だった。捕まえた繁藏は承知だった。石助は繁藏を狙っていた。繁藏は石助の悪さを知っていた。本当の犯人はりさの父親・松之介だった。松之介は繁藏が、親のいない子供を養っている寺に逃がしていた。滝三郎の母親は、息子を真っ当にするために自害するため松之介の刃物にぶつかってきたのだった。
辰吉はりさを連れて府中の寺へ行く。
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