2021年1月1日金曜日

あきない世傳金と銀〈9〉 淵泉篇

 あきない世傳金と銀〈9〉 淵泉篇 高田郁

 結が持ち出した型を使い、呉服屋音羽屋でも干支柄の小紋が売り出された。柄の中に鈴と五の文字があるため、五鈴屋から分けられた物と市中に認識された。

 加賀藩の注文を受けたため呉服仲間から外された。呉服を商わないで太物だけの商売を始める。

 結は日本橋音羽屋の店主になった。

 幸は大阪に帰る。太物、木綿の新しい入荷を考える。

 江戸では木綿の新しい染めを考案中だった。

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