入船長屋のおみわ⑥ 隣人の影 山本巧次
江戸美人捕物帳
入船長屋に焼物屋の紹介で。畳職人が住み始めた。職を偽っていると噂があり、美羽が調べると茶人と分った。焼物屋が死因不明でなくなった。茶人は失踪する。茶人は詐欺に関係したと噂があった。茶人を慕う、智之助が長屋を訪ねてくる。智之助は二枚目で実直。茶人が詐欺に関係しているとは考えられないと言い、美羽を助ける。
詐欺とは、本阿弥光悦の茶碗を五腕を一客、三百万で売っていた。偽物と見抜いた者がいた。本物と鑑定書を書いていたのが、茶人・露風だった。一客は本物だった。
偽物四腕を作った者を探し出し、露風の鑑定書を真似て書いた者を暴き出した。智之助が美羽が言った所を訪ねると久乃源はいた。
騙された者の中に大名がいたため詐欺の調は止められた。本物の光悦の茶碗を買った者が大名だと分り、偽物を作らせ売った者を捕まえた。
露風は智之助を知らなかった。智之助は姿を消した。たぶん、智之助は大名家の忍だろうと思われた。
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