草紙屋薬楽堂ふしぎ始末④ 月下狐の舞 平谷美樹
千両万両 冥途の道行き 女戯作者鉢野金魚は自分の書いている戯作と同じ触れ込みで売り出している千両万両に腹を立てていた。千両万両が脅迫され相談される。金魚が調べると、脅迫者は千両万両の書いている筋を考えだした御家人だった。書き損じ紙を捨て紙拾いの仕事で拾った紙を読み、自分の方が上手く書けると文章にして売り込んだのが千両万両だった。二人は一組で本を出すことにした。
戯作修業 加賀屋河童騒動 短右衛門の娘・けいの友達のさきの家・加賀屋に河童が現れたと言う。姿を見た者はいない。足跡が残っているだけ。店の小僧さんが順番に寝ずの番をしている。金魚は犯人が判り、誤魔化せるように、小僧さんに証文を書かせ寝ていた振りをさせる。小僧さんはさきが好きでお嬢さんを守りたかっただけ。金魚と真葛は板橋から神奈川に移住する河童が途中で池を借りたという証文を書かせことを納めた。
月下狐の舞 つゆの出立 金魚の話の挿し絵を描きたいと葛飾応為が現れた。香雅堂の秀造の恋人・つゆが秀造との中を引き裂かれ縁談を押し付けられたため狐憑きになって座敷牢に押し込められているらしい。金魚と応為・栄は越後屋に乗り込む。又蔵に忍び込んでもらいつゆと話を付ける。真葛に修法師になってもらい狐を追い出す芝居をする。父親を恨んでいることにし、修法師がつゆを連れていくことにする。本当に二年ほど真葛が仙台につれていった。
春吉殺し 薬楽堂天手古舞 薬楽堂は素人戯作試合の作品募集をしている。百三十作があつまり、六作が残った。五人は薬楽堂に関係する人だった。残りの色川春風に会いに行く。
吉五郎はいない弟・春吉を作り出していた。春吉を死んだことにして吉五郎が弟のために文をかいたことにした。船野親玉を名乗った真葛は妹・萩尼を介して本を出すことになった。
2018年11月15日木曜日
2018年11月14日水曜日
忘却探偵シリーズ11
忘却探偵シリーズ11 掟上今日子の乗車券 西尾維新
親切守が置手紙探偵事務所に勤めて半年が経った。突然、旅に出ることになった。ボディガード兼荷物持だ。
今日子さんin寝台特急「ひらめき」 寝台特急の中で殺人が行われ、警察に連絡した車掌は探偵が乗っていると言われ今日子さんは調べを要請される。三段寝台の一番下でうつ伏せで亡くなっていた。次の駅に着くまで五十五分の間に第一発見者が犯人だと見破った。朝起こして下さいと頼まれた第一発見者、みんなが寝静まってから殺したのではなく、他の人が殺された人と話したと思っているのは、殺した人だったということ。
山麓オーベルジュ「ゆきどけ」 宿泊先の食事で相席になった裁判官の話から、殺人の動機を考える。兄が大好きな妹を殺した事件。すべり止めの大学受験日に替え玉受験をし妹を殺したが、何故大好きな妹を殺したのか動機がわからないままになっている。妹を殺した理由は替え玉受験を隠すため。また本命の大学に落ちても妹の殺人事件があったからと言い訳ができるから。
高速艇「スピードウェーブ」 処刑島へ向かう高速艇の中で副船長が船長を後ろから殴り、副船長は文鎮で頭を殴り自殺しようとした。スピードが落ちないことに不審を感じた今日子さんが高速艇を止め、救命処置を施し蘇生が成功した。救助がくる三十分の間に殺人未遂事件を解決した。副船長は乗客を殺すつもりだった。今日子さんが止めなければ高速艇は島にぶつかっていた。その場合、今日子さんが狙われていたのかもしれない。
水上飛行機「ウォータージェット」今日子さんが乗りたくて行ってみると「本日運休」だった。副社長が社長が水上飛行機で服毒し墜落したからと言う。今日子さんは水上飛行機を操縦した。社長は犯人が絶対いないという状況を作り、自殺した。
観光バス「ハイスピードロード」 一階は男子、二階が女子という夜行バスに乗っている。守がC席で寝ている時、隣のA席の客が殺された。今日子さんが心肺蘇生をして殺人未遂事件だ。A席は窓側、B席には荷物があり、C席を通らなければ A席には行けない。守が犯人だと思われたが、後ろの席の人が犯人だった。元々はリクライニングになっていた。殺してから背もたれは立てられた。今日子さんが説得して警察が到着すると犯人は自首した。
掟上今日子の五線譜 守は事務所に来ていた隠舘厄介氏からの手紙を見て警察の留置場に行く。コントラバスの中に死体を隠した殺人事件の話を聞き、何故コントラバスの中に死体が隠されたかと言う質問を受ける。コントラバスに保険がかかっていたから。保険金目当てに人が死にコントラバスに入れられた。合格し今日子さんに渡す手紙を受けっ取った。手紙が入った小瓶。小瓶の中の手紙は五線譜の暗号だった。
親切守が置手紙探偵事務所に勤めて半年が経った。突然、旅に出ることになった。ボディガード兼荷物持だ。
今日子さんin寝台特急「ひらめき」 寝台特急の中で殺人が行われ、警察に連絡した車掌は探偵が乗っていると言われ今日子さんは調べを要請される。三段寝台の一番下でうつ伏せで亡くなっていた。次の駅に着くまで五十五分の間に第一発見者が犯人だと見破った。朝起こして下さいと頼まれた第一発見者、みんなが寝静まってから殺したのではなく、他の人が殺された人と話したと思っているのは、殺した人だったということ。
山麓オーベルジュ「ゆきどけ」 宿泊先の食事で相席になった裁判官の話から、殺人の動機を考える。兄が大好きな妹を殺した事件。すべり止めの大学受験日に替え玉受験をし妹を殺したが、何故大好きな妹を殺したのか動機がわからないままになっている。妹を殺した理由は替え玉受験を隠すため。また本命の大学に落ちても妹の殺人事件があったからと言い訳ができるから。
高速艇「スピードウェーブ」 処刑島へ向かう高速艇の中で副船長が船長を後ろから殴り、副船長は文鎮で頭を殴り自殺しようとした。スピードが落ちないことに不審を感じた今日子さんが高速艇を止め、救命処置を施し蘇生が成功した。救助がくる三十分の間に殺人未遂事件を解決した。副船長は乗客を殺すつもりだった。今日子さんが止めなければ高速艇は島にぶつかっていた。その場合、今日子さんが狙われていたのかもしれない。
水上飛行機「ウォータージェット」今日子さんが乗りたくて行ってみると「本日運休」だった。副社長が社長が水上飛行機で服毒し墜落したからと言う。今日子さんは水上飛行機を操縦した。社長は犯人が絶対いないという状況を作り、自殺した。
観光バス「ハイスピードロード」 一階は男子、二階が女子という夜行バスに乗っている。守がC席で寝ている時、隣のA席の客が殺された。今日子さんが心肺蘇生をして殺人未遂事件だ。A席は窓側、B席には荷物があり、C席を通らなければ A席には行けない。守が犯人だと思われたが、後ろの席の人が犯人だった。元々はリクライニングになっていた。殺してから背もたれは立てられた。今日子さんが説得して警察が到着すると犯人は自首した。
掟上今日子の五線譜 守は事務所に来ていた隠舘厄介氏からの手紙を見て警察の留置場に行く。コントラバスの中に死体を隠した殺人事件の話を聞き、何故コントラバスの中に死体が隠されたかと言う質問を受ける。コントラバスに保険がかかっていたから。保険金目当てに人が死にコントラバスに入れられた。合格し今日子さんに渡す手紙を受けっ取った。手紙が入った小瓶。小瓶の中の手紙は五線譜の暗号だった。
2018年11月12日月曜日
新・秋山久蔵御用控二 騙り屋
新・秋山久蔵御用控二 騙り屋 藤井邦夫
騙り屋 隠居し、孫・平次が遊びに来るのを楽しみにしている弥平次は、呉服屋の隠居が孫が賭場の借金を取り立てられていると聞き、二十両を用立てたという話を聞き、騙りではないかと疑う。幸吉たちが調べると元締めは住職と判った。旅姿で逃げ出したところを捕まえた。
不義密通 什器屋「恵比寿屋」が殺された。殺したのは夏川真之助・御公儀賄頭結城主水の家来だった。結城主水の妻・珠代は娘時代の仲良し・神崎和馬の妻・百合江に大切にしていた翡翠の帯留を送る。それ以後姿が見えなくなった。夏川は百合江の命のために恵比寿屋殺しを引き受けた。百合江は座敷牢にいた。恵比寿屋は結城主水の賂の強要を訴えたため殺された。夏川は浪人になり遠島となったが自死・餓死した。珠代は仏門に入った。結城は切腹した。
猿芝居 太一は数奇屋橋御門前で妙だと思う男を見た。男は仏具商の番頭だった。男の店の主人・正次郎が何者かに襲われ怪我をする。本家の主・正次郎の兄が病気で、息子の行状が悪く、主の弟・正次郎を本家の主にという話があるらしい。本家の息子が叔父を襲ったかと思われたが、正次郎が知りあいに浪人に襲うように頼んでいた。甥が疑われればいいと思って。正次郎の店は闕所、頼まれた浪人は江戸所払い、亡くなった妻の遺品を故郷の駿河の寺に納めに行く。
閉じ籠り 若い侍が医者の所に立て籠った。医者を人質にして女に別の医者に手紙を届けさせる。鳥兜か石見銀山を買って旗本に届けさせた。若い侍は主に薬を買って来るように言いつけられるが手に入らず最後の足掻きだったようだ。届けた女を炭小屋に閉じこめ、旗本は若い侍を放逐したと言い命を狙う。侍を襲いにきた者を捕まえ、秋山久蔵は土屋家へ乗り込む。談判している間に女を助け出す。土屋は評定所での詮議中に毒で死んだ。土屋が誰に毒を盛る企てだったか判らないままになった。四千石は取り潰された。
騙り屋 隠居し、孫・平次が遊びに来るのを楽しみにしている弥平次は、呉服屋の隠居が孫が賭場の借金を取り立てられていると聞き、二十両を用立てたという話を聞き、騙りではないかと疑う。幸吉たちが調べると元締めは住職と判った。旅姿で逃げ出したところを捕まえた。
不義密通 什器屋「恵比寿屋」が殺された。殺したのは夏川真之助・御公儀賄頭結城主水の家来だった。結城主水の妻・珠代は娘時代の仲良し・神崎和馬の妻・百合江に大切にしていた翡翠の帯留を送る。それ以後姿が見えなくなった。夏川は百合江の命のために恵比寿屋殺しを引き受けた。百合江は座敷牢にいた。恵比寿屋は結城主水の賂の強要を訴えたため殺された。夏川は浪人になり遠島となったが自死・餓死した。珠代は仏門に入った。結城は切腹した。
猿芝居 太一は数奇屋橋御門前で妙だと思う男を見た。男は仏具商の番頭だった。男の店の主人・正次郎が何者かに襲われ怪我をする。本家の主・正次郎の兄が病気で、息子の行状が悪く、主の弟・正次郎を本家の主にという話があるらしい。本家の息子が叔父を襲ったかと思われたが、正次郎が知りあいに浪人に襲うように頼んでいた。甥が疑われればいいと思って。正次郎の店は闕所、頼まれた浪人は江戸所払い、亡くなった妻の遺品を故郷の駿河の寺に納めに行く。
閉じ籠り 若い侍が医者の所に立て籠った。医者を人質にして女に別の医者に手紙を届けさせる。鳥兜か石見銀山を買って旗本に届けさせた。若い侍は主に薬を買って来るように言いつけられるが手に入らず最後の足掻きだったようだ。届けた女を炭小屋に閉じこめ、旗本は若い侍を放逐したと言い命を狙う。侍を襲いにきた者を捕まえ、秋山久蔵は土屋家へ乗り込む。談判している間に女を助け出す。土屋は評定所での詮議中に毒で死んだ。土屋が誰に毒を盛る企てだったか判らないままになった。四千石は取り潰された。
2018年11月11日日曜日
栄次郎江戸暦20 辻斬りの始末
栄次郎江戸暦20 辻斬りの始末 小杉健治
田宮流抜刀術の達人で三味線の名手・矢内栄次郎は足元に倒れた男に留めを刺そうとしているのに遭遇した。このところ続いている辻斬りだと思い、後からきた男・西京屋長四郎に後を頼み辻斬りを追った。辻斬りを取り逃がし現場に帰ると、倒れた男は死んでいた。男は元岡っ引きの作次だった。栄次郎は辻斬りの顔を見たことで南町与力の崎田孫兵衛から辻斬りの手助けを頼まれる。以前の辻斬り四件を聞き、次の辻斬り現場を予想する。
御徒目付の栄次郎の兄・栄之進から三百石の旗本・増村伊右衛門の屋敷に奉公していた女中・いくが三ヶ月前から行方不明になっているという相談される。いくの実家からの問い合わせに対し中間と駆け落ちしたという返事だが、実家の方は納得がいかなかった。栄之進は調べる術もなく伊右衛門が栄次郎の師匠・杵屋吉右衛門と親しいようなので探れないかという話だった。栄之進は増村家に西京屋を紹介してもらい、新八を西京屋の番頭として送り込む。新八は増村家にいくはいない。庭に埋められている気配もないという。
予想した現場に辻斬りが現れる。船を使っているため逃がしてしまったが、明くる日、第一現場を訪れた栄次郎は昨日の船を見付ける。書院番頭・大城清十郎の下屋敷、三男・松三郎がいた。また、辻斬りと思われた作次の一件は辻斬りではないということを考えた。
栄之進の縁談が持ち込まれた。大城清十郎の娘だった。栄次郎の実父が誰か分かっているものがあり、栄之進に大身旗本からの縁談が持ち込まれる。栄之進は気が進まないが、栄次郎が清十郎に今の内に松三郎の話が出来ると言われ大城家を助けるために娘に会い清十郎に会う。
栄次郎は松三郎に会う。父親と芸者の間に生まれた自分は疎まれた。僻みで清三郎を松三郎と言い、大城家を潰すつもりで辻斬りをしていた。松三郎は自分のしたことを反省していた。松三郎に付いていた千吉が辻斬りは自分だと書き残し自死した。松三郎は出家することになった。大城清十郎は隠居し、長男に家督を譲った。辻斬りの犠牲者の家族に詫びをする。いくは松三郎に屋敷にくるように言われ、増村伊右衛門は上司の息子を拒むために駆け落ちしたことにしていくを隠していた。松三郎が出家することで、いくは現れた。
栄次郎は作次の事件を調べる。三年前に線香問屋へ三人の押し込みが入り、主人と番頭を殺し土蔵から一千両を盗んだ事件があった。犯人と思われた二人には夜、長屋で小火騒ぎがありその場にいたことが分かって疑いが晴れていた。栄次郎は二人を調べた。作次を襲った浪人が殺された。
栄次郎は西京屋夫婦と食事をする。西京屋は三年前の押し込みを自供した。長四郎は二人と同じ長屋に住んでいた長吉だった。内儀は線香問屋の女中だった。内儀にはお腹に子供がいた。内儀は押込みのことは知らないことにした。証拠はない。長四郎は自訴した。
栄之進は大城美津との縁談を承知したと母が栄次郎に伝えた。松三郎が良い妹だと言った美津だった。
正月に市村座で羽三郎が越後獅子を踊る。地方を吉右衛門が立三味線を吉栄・栄次郎がすることになった。事件を調べながら練習をしていると、秋が弾き終わった後もまだ音がしているようで声をかけられなかった。と言うようになった。栄次郎は聞く者を脅えさせているのかと悩む。
田宮流抜刀術の達人で三味線の名手・矢内栄次郎は足元に倒れた男に留めを刺そうとしているのに遭遇した。このところ続いている辻斬りだと思い、後からきた男・西京屋長四郎に後を頼み辻斬りを追った。辻斬りを取り逃がし現場に帰ると、倒れた男は死んでいた。男は元岡っ引きの作次だった。栄次郎は辻斬りの顔を見たことで南町与力の崎田孫兵衛から辻斬りの手助けを頼まれる。以前の辻斬り四件を聞き、次の辻斬り現場を予想する。
御徒目付の栄次郎の兄・栄之進から三百石の旗本・増村伊右衛門の屋敷に奉公していた女中・いくが三ヶ月前から行方不明になっているという相談される。いくの実家からの問い合わせに対し中間と駆け落ちしたという返事だが、実家の方は納得がいかなかった。栄之進は調べる術もなく伊右衛門が栄次郎の師匠・杵屋吉右衛門と親しいようなので探れないかという話だった。栄之進は増村家に西京屋を紹介してもらい、新八を西京屋の番頭として送り込む。新八は増村家にいくはいない。庭に埋められている気配もないという。
予想した現場に辻斬りが現れる。船を使っているため逃がしてしまったが、明くる日、第一現場を訪れた栄次郎は昨日の船を見付ける。書院番頭・大城清十郎の下屋敷、三男・松三郎がいた。また、辻斬りと思われた作次の一件は辻斬りではないということを考えた。
栄之進の縁談が持ち込まれた。大城清十郎の娘だった。栄次郎の実父が誰か分かっているものがあり、栄之進に大身旗本からの縁談が持ち込まれる。栄之進は気が進まないが、栄次郎が清十郎に今の内に松三郎の話が出来ると言われ大城家を助けるために娘に会い清十郎に会う。
栄次郎は松三郎に会う。父親と芸者の間に生まれた自分は疎まれた。僻みで清三郎を松三郎と言い、大城家を潰すつもりで辻斬りをしていた。松三郎は自分のしたことを反省していた。松三郎に付いていた千吉が辻斬りは自分だと書き残し自死した。松三郎は出家することになった。大城清十郎は隠居し、長男に家督を譲った。辻斬りの犠牲者の家族に詫びをする。いくは松三郎に屋敷にくるように言われ、増村伊右衛門は上司の息子を拒むために駆け落ちしたことにしていくを隠していた。松三郎が出家することで、いくは現れた。
栄次郎は作次の事件を調べる。三年前に線香問屋へ三人の押し込みが入り、主人と番頭を殺し土蔵から一千両を盗んだ事件があった。犯人と思われた二人には夜、長屋で小火騒ぎがありその場にいたことが分かって疑いが晴れていた。栄次郎は二人を調べた。作次を襲った浪人が殺された。
栄次郎は西京屋夫婦と食事をする。西京屋は三年前の押し込みを自供した。長四郎は二人と同じ長屋に住んでいた長吉だった。内儀は線香問屋の女中だった。内儀にはお腹に子供がいた。内儀は押込みのことは知らないことにした。証拠はない。長四郎は自訴した。
栄之進は大城美津との縁談を承知したと母が栄次郎に伝えた。松三郎が良い妹だと言った美津だった。
正月に市村座で羽三郎が越後獅子を踊る。地方を吉右衛門が立三味線を吉栄・栄次郎がすることになった。事件を調べながら練習をしていると、秋が弾き終わった後もまだ音がしているようで声をかけられなかった。と言うようになった。栄次郎は聞く者を脅えさせているのかと悩む。
2018年11月10日土曜日
2018年11月3日土曜日
新・酔いどれ小藤次⑪ 椿落つ
新・酔いどれ小藤次⑪ 椿落つ 佐伯泰英
小藤次は久慈屋昌右衛門との伊勢の道中で知り合った三吉と再会する。三吉の父親が殺された。犯人は三吉を我が物にしようとする「強葉木谷の精霊」一味だった。
森藩の殿様の参勤交代の行列に付いて江戸入りした、森藩御用達の小坂屋の娘・采女が家臣・国兼鶴之丞と逃げた。鶴之丞が遺体で見付かった。采女は橘寿太郎と一緒にいた。小藤次の差配で下屋敷の高堂用人に頼み、下屋敷で弔いを済ます。川崎宿で采女は橘に斬られ、橘は森藩士・池端恭之助が倒した。采女の亡骸は千石船で森藩の親元に送られた。問題なく片付けるために老中・青山の力を借りる。采女に付いていた女中は長崎屋で働くことになった。
三吉が強葉木谷の卑弥呼に勾引かされた。卑弥呼は赤目親子に誘いの手紙を出してきた。強葉谷に近付く者を何人も斬り、金を貸し人を攫って行く卑弥呼一味の退治を老中にも頼まれる。駿太郎と一緒に卑弥呼を倒した。
三吉は畳屋・備前屋で働くことになった。
将軍・家斉から、赤目一家に城に来いとお呼びがかかる。
小藤次は久慈屋昌右衛門との伊勢の道中で知り合った三吉と再会する。三吉の父親が殺された。犯人は三吉を我が物にしようとする「強葉木谷の精霊」一味だった。
森藩の殿様の参勤交代の行列に付いて江戸入りした、森藩御用達の小坂屋の娘・采女が家臣・国兼鶴之丞と逃げた。鶴之丞が遺体で見付かった。采女は橘寿太郎と一緒にいた。小藤次の差配で下屋敷の高堂用人に頼み、下屋敷で弔いを済ます。川崎宿で采女は橘に斬られ、橘は森藩士・池端恭之助が倒した。采女の亡骸は千石船で森藩の親元に送られた。問題なく片付けるために老中・青山の力を借りる。采女に付いていた女中は長崎屋で働くことになった。
三吉が強葉木谷の卑弥呼に勾引かされた。卑弥呼は赤目親子に誘いの手紙を出してきた。強葉谷に近付く者を何人も斬り、金を貸し人を攫って行く卑弥呼一味の退治を老中にも頼まれる。駿太郎と一緒に卑弥呼を倒した。
三吉は畳屋・備前屋で働くことになった。
将軍・家斉から、赤目一家に城に来いとお呼びがかかる。
2018年11月1日木曜日
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