2019年5月13日月曜日

京都寺町三条のホームズ・10

京都寺町三条のホームズ・10 望月麻衣
  〜見習い鑑定士の決意と旅立ち〜
 真城葵 大学2年生の5月 二十才の誕生日に家頭清貴が計画したどこに行くか判らない旅行は、超豪華寝台列車・七つの星での九州旅行だった。
 大麻事件に関わっていた雨宮史郎が現れる。宮下香織の姉・佐織の恋人・画家の米山の盗まれた作品・葵と清貴がモデルの「枝垂れ桜と鴬」と恋人佐織を思い描いた「鼠」を落札したジウの娘・イーリンと一緒だった。イーリンの大学で起った四人の死とイーリンの友達の間で起った出来事の謎を解き、2作品が清貴の手に渡された。
 葵と清貴は結ばれる。今まで清貴は欲しくて堪らないものを手に入れると熱が醒めていた。葵に対しても自分でも不安が在ったようだが、不安は拭われた。将来、家頭邸を一階にカフェコーナーがある美術館にしようと思っている。手伝って欲しいと言われる。将来の結婚のプロポーズされ指輪を貰う。
 円生から列車に薔薇の花束が届く。
 香織は清貴の父親に好きだと告白しようとしたが、店長に一番思っているのは亡くなった妻。私を想ってくれる人を一番に想ってあげることは出来ない。二番手であることを前提にその人を受け入れられないと言われてしまう。
 

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