2019年5月9日木曜日

超高速!参勤交代

超高速!参勤交代 土橋章宏
 享保二十年初夏 八代将軍徳川吉宗の時代、一万五千石の岩城湯長谷藩に隠し金山嫌疑がかかり、老中から「五日以内に参勤せねば藩を取り潰す」と無理難題をふっかけられた。八日はかかる六十余里を実質四日で走破しなければならない。殿様以下七名で江戸城本丸をめざす。
 内藤政醇 陸奥国湯長谷藩一万五千石の殿様
 雲隠段蔵 戸隠流の雇われ忍者
 松平信祝 老中。遠江国浜松藩七万石の藩主
 
 五日で着かないように公儀隠密、御庭番、百人番所の精鋭部隊が立ちはだかる。江戸城で政醇は金ではなく、鉄の一種だったと言う。老中筆頭松平輝貞は不確かな情報で騒ぎを起こしたと信祝を罷免する。
 政醇は吉宗に利用されたと気付く。

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