御刀番・左京之介⑪ 無銘刀 完 藤井邦夫
五人の沼津藩藩士が惨殺された。妖刀村正に似た無銘刀を遣う凄腕の剣客の存在が浮かび上がる。汐崎藩御刀番頭・左京之介は度重なる襲撃に怯える沼津藩藩主・水野忠成の懐刀・土方縫殿助から助けを求められる。京之介は背後にいる人物を探す。水野忠邦と判り土方は影目付を使い浜松藩を襲う。罠だった。沼津藩上屋敷を凄腕の剣客・黒崎精一郎が襲う。京之介は駆けつけるが、土方も藩主・忠成も深手を負う。
汐崎藩に嫌がらせをしていた水野忠成が失脚したため、汐崎藩は安泰になった。藩の役目は一新されたが、京之介は御側役を辞退し、御刀番に留まった。
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