鬼役伝〈三〉 入婿 坂岡真
江戸城門番 から御膳奉行支配同心になった伊吹求馬は、毎日毒味の修行に明け暮れる。かっての上役の窮地が伝えられた。
鳩の巣を取る時に気が付いた、門普請の絡繰り、屋根の支えの木が細い。気付かれたことを知った作事奉行は門番が鳩の巣を取った後に鳩の死骸を置いた。
作事奉行は伊丹屋と組み、悪い材料、細い材料を使い安くあげていた。門は修復され証拠が無くなった。作事奉行も殺される。
伊丹屋の後に、甲府藩次席家老宇治原がいた。五年前、伊丹家当主勝守が宇治原に殺されていたことが分かる。勝守を気に入っていた紀文にも頼まれ、宇治原と比良一族の一人を捕まえ悪事を書き晒す。
龍の涙
大店の子供を誘拐し、居場所を見付けるために大金を出させる。
南雲が様子を見ていた千振を採集する凛、求馬も会えるよにしていた。凛は捨て子だった。
凛が誘拐された。その場に大切にしていた水晶の玉を落としていた。
回向院で開帳している僧が占う。凛の面倒をみている隠居は五百両を渡したが足りないと言われ、求馬に相談してくる。
志乃の助けで、凛は助けられる。求馬が古井戸に閉じ込められる。自力で抜け出した求馬は、夜鷹に助けられ、毒味試験に間に合った。
夜鷹に礼を言いに行くが、殺されていた。
開帳されている秘仏は盗まれた物だった。
凛は志乃の姉の娘だと分かったが、志乃は伏せた。凛は水晶を見ると未来が見える。
南雲
風見新十郎
比良一族
比良の男
甘露小路増長
公人朝夕人
志乃と杯を交わし明日から出仕
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