きたきた捕物帖〈二〉 子宝船 宮部みゆき
子宝船 文庫を作る作業場ができた。図柄は欅屋敷・小普請組支配組頭・椿山勝本様の別邸のご子息に描いて貰っている。ご子息と言うが、出会ったのは、北一と同じくらいの女だった。名前は栄花。
おでこの中身 おでこ・三太郎が出てくる。二十五年くらい経っているらしい。すぐ長さを測っていた少年・ぼんくらの同心の息子は長崎に行き、学者になってる。
茂七親分の名前が出る。
おべんとう桃井の家族三人が毒殺される。北一は、通夜の時、銀杏の木に隠れて見ていた女を見た。うなじの下に銀杏の葉の入れ墨があった。
人魚の毒 検視の与力・栗山周五郎に教わり、犯人が捕まった事件を、追う。銀杏の入れ墨の女は九崎村で二十一年前「染めちょう」の一家五人と機長を毒殺していた。九崎村へ連れて行く途中船から北一を道ずれに海へ飛び込んだ。北一は喜多次に助けられた。
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