鯖猫長屋ふしぎ草紙(二) 田牧大和
鯖猫長屋の住人が減って存続の危機に。そんなとき助けてくれたのは白妙屋の忠右衛門だった。取り壊すと言う大家から長屋を買い取りそのままにしてくれた。
元役者の涼太を、長屋の皆で役者の取り巻きの嫌がらせから守る。知られていないと思っていたが音弥だとみんな知っていた。
拾楽は元黒ひょっとこという義賊だった。金を貰ったために家族がむちゃくちゃになった男が、拾楽に復讐していた。贋の黒ひょっとこが出没した。知っている成田屋と呼ばれる同心・掛井十四郎もどうにも出来ないところにきた。
拾楽は贋黒ひょっとこの正体を知り乗り込む。正体を知られた忠右衛門は逃げる。もぬけの殻になった白妙屋から贋黒ひょっとこの面がたくさん見つかった。蔵には唸るような小判が残された。空になった手文庫から本物の黒ひょっとこの面が見つかった。
黒ひょっとこは自分の偽物を暴いたと評判になった。
新しい家主は見晴屋の智だった。息抜きの出来る場所のため一部屋を空けておくこと。
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