脳科学捜査官真田夏希⑬ ナスティ・パープル 鳴神響一
神奈川県警の心理分析官・真田夏希は、驚愕の異動を伝えられた。警察庁に新設されたサイバー特別捜査隊の隊員だった。特捜隊の庁舎で待ち受けていたのは織田信和だった。
一昨日から銀行システムや交通系決済システムを攻撃した敵と戦うため夏希の力が必要だと言う。
東京航空交通管制部のシステムを狙うというメッセージが来る。メッセージの発信元が長野県だとわかった。横井に逮捕状の請求を任せ、織田と夏希は長野へ向かう。
新幹線が止まる。パトカーを要請した警察から来たのは、織田と真田の逮捕状を持った警察官だった。すぐ、副所長がとんできて、間違いだったことが判明する。借りたパトカーで長野に向かうが、行く先々で通行止め、待ちかまえていたのは、メッセージの送り主・エージェント・スミスだった。夏希のスマホをクラッキングされていた。
織田がサイバー特捜隊長になった時から、織田を研究したと言う。最高実力者だからと彼は言うが、織田は納得できないようだ。倉庫に手足に手錠をかけられ椅子に座らせられた。時限爆弾を仕掛けたと言う。赤い文字は9:59を示した。
織田はあなたがどんなに大切な人であるか痛いほど分かりましたと言う。夏希も私にとっても織田さんは大事な存在です。と言う。
5・4・3・2・1・・・。次巻「イリーガル・マゼンタ」につづく
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