2022年9月20日火曜日

素晴らしき国

素晴らしき国 小路幸也 

序 大学で社会学を教えている私は、二十年前、わが家に伝わる戦国時代の肖像画とそっくりの肖像画に会った。学生が話しを聞いた女性を描いた物だった。ほくろの位置まで同じだった。私は女性に連絡をとった。彼女から、写真と二十年後に会いましょうと連絡が来た。
一年に一度、年賀状が来た。二十年後、いつでもおいで下さいと書き添えてあった。
 肖像画を持って会いに行った。彼女は二十年前の写真と変わっていなかった。不老不死。
こうと落款の入った肖像画、彼女はこう・光が描いたという。光は明知光秀だと。
 
彼女は、150年ほど、「素晴らしき国」を作ることを手助けする人たちを育成する村・いよを作っていたと言う。ふじみ様と呼ばれていた。いよには何かに秀でた者たちがいた。子供たちがいた。ちょう、こう、よし、こた、ねいもいた。大人はいろんな所に国見にいっている。
 織田に子供が出来た。五宇徳が十数年後の夢をみた。その男の横にこうを見た。 
 こうの父親・雲林院弥一郎、体術に秀でる。その弟・耿之介。橋場、土、農の品種改良もする。五宇徳、この世で起こるであろうことが、その行く末が夢に表れる。
 雲林院の こう、よし、ちょう。 橋場の さん、すい、ねる。 中村の こた、ねい。
佐介の すすな、やえ。相良の りょう。
 中村と弥一郎と五宇徳と、こうを尾張に入れる絵図を引く。
 隠れ里・いよを開き、ふじみ様は尼さま。いの道 美濃は戦わず尾張になるために雲林院弥一郎とこうは美濃の長井新九郎の家臣になる。ろの道 よしは、橋場か吾一と尾張に行く。はの道 りょう、まだ幼いので二本の道が決まってから。
 

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