2020年1月26日日曜日

基本の野菜 じょうずな育て方

基本の野菜 じょうずな育て方 監修・飯塚恵子 主婦の友社
 はじめてでもよくわかる鉢やコンテナでも大丈夫!

野菜の品質収量アップ 連作のすすめ 木嶋利男

やさい畑 2019春号 
 連作できる植えつけ 
 続けて作っても障害が出ない野菜ごとの秘策を徹底図解
 手作り肥料ハンドブック
 
有機・無農薬の野菜づくり 福田俊
 

2020年1月18日土曜日

京都西陣なごみ植物店⓸

京都西陣なごみ植物店⓸ 仲町六絵
 〜「豊臣秀吉に背いた桜」の謎〜
 ミツマタと賢者の石 実菜と神苗は、ミツマタを探している洛南製薬 開発第三グループ 安西道朗と出会った。花弥は、台湾を拠点にプラントハンターをしている父母を紹介する。取引となったようだ。
 葡萄の涙 夫婦二人暮らしの元高校教師、現在自由な学習塾を開いている塾長から、送られてきた葡萄の絵を見て欲しいという依頼があった。実菜は葡萄は指で一粒一粒抑えたもので指紋が付いているから現在行き来のない息子さんが書いたものだと指摘する。
 花開く絹 中学一年になったミノルが、同級生の矢作久美を連れて来る。久美は、昼白く 夜には黒き うらみの実 クワクワ言うて ここに納めん と書かれた包みにくるまれた種を見つけた。神苗は うらみの実がうらみ葛の葉に通ずると思う。養蚕が活発になり葛布を作らなくなった時に良質の種を残した。
 実菜はダイゴ種苗の企業博物館として「和の植物の博物館」を造りたいと考えた。神苗は実菜に学芸員の資格を取ったほうがいいと言い出せなかった。そばに居られなくなるから言いだせなかったという神苗に、探偵を辞めても辞めなくても一緒に居ると言う実菜。
 花の王様 和久井花弥の幼なじみ、鈴池雪伸・想林流次期家元。実菜に依頼する。祖父が肺炎の雪伸が行けなかった吉野山の替わりに連れていってくれた赤紫と薄紅に染まった山、斜面いっぱいに花が咲いていた。駐車場に花の王様・牡丹が咲いていた。その冬、祖父は亡くなった。あの場所がどこで、何の花が咲いていたのか調べて欲しい。実菜と神苗と花弥は調べ、槙尾の西明寺の写真を撮ってくる。ミツバツツジと山桜の山だった。雪伸は東京へ行くことになった。その前に二人に甘えた。祖父の思いでに浸り、小学三年の孫に想林流の名の由来を話されたこと、花の王様から花の王様に英才教育をされたことを思い出した。
 豊臣秀吉に背いた桜 ダイゴ種苗の和久井社長・花弥と実菜の祖父から神苗に夕食のお誘いがあった。祖父の資金援助でダイゴの名の元で博物館を造るか個人で造るかのテストをすると言われる。
 実菜は仏教大学の通信教育課程に進路を決めている。
 豊臣秀吉が北野大茶湯を催した。旧暦の七月・今では夏の終わり。十月一日から十日間茶会をするからみんな来いとお触れが出る。茶屋が千五百の大掛かりな茶会だった。はた迷惑なお触れだった。しかし、十日の予定が一日で終わった。和久井家には桜が狂い咲きし、京都の人が恐れたため中止になったと言い伝わっている。社長からの謎かけは何故、桜が狂い咲きし、人々が恐れ中止になったのかだった。実菜は和久井家に伝わる壺を預かって帰る。
 実菜は祖父に判ったことを告げ、神苗に怖い会いたいとメールする。実菜は北野の桜が狂い咲きしたのは和久井家のご先祖さんが、秀吉の京への侵襲を止めるため、社会不安をあおるため夏の終わりに桜の葉を切ったことが判ったと神苗に告げた。祖父は博物館を造ることにOKを出した。
 花弥は安西に相談しているようだ。
 

2020年1月16日木曜日

秘め事おたつ二 鬼の鈴

秘め事おたつ二 鬼の鈴 藤原緋沙子
 鬼の鈴 振売の弥之助が、弱った侍・渡部甚三郎を連れてくる。甚三郎は昔逸れた娘・千絵を探していた。ちえらしい娘が見付かった時、世話になるのが心苦しい甚三郎は長屋を出ていた。甚三郎の元藩士から甚三郎に罪をかぶせた家老は捕まり甚三郎が無実なことは明らかになっていることを知らされる。弱った甚三郎が見付かり、ちえが持っていた鬼の鈴が付いたお守りからちえが千絵であることが判るが甚三郎は死ぬ。千絵は養母を連れて甚三郎の元藩の藩邸の長屋で暮らすことになった。
 たつが探している多津が乳母として育てた殿様の側室の息子・吉次朗の居所の手掛かりをつかむが、武士が訪ねて来たために居所を変えていた。吉次朗は七年前、藩邸で命を狙われたので殿様の命で誰にも知られぬところで育てられていた。付けられていた隠密が殺され、行方が判らなくなって五年が経っていた。多津は屋敷を出て吉次朗を探している。
 桑の実 昔生薬屋の息子だった初太郎は、父を亡くし、母親と長屋暮らしをしている。母の貯めた金を持ち出したり身を崩しかけている。幼なじみの春に桑の実の話しをされ心を入れ替える。

2020年1月14日火曜日

医療捜査官一柳清香③ 塩の契約

医療捜査官一柳清香③ 塩の契約 六道慧
 「・・・しん、おう・・・まる、盗まれた、んです」監禁を伺わせる電話が真夜中に行動科学課にかかってきた。同日、男の遺体が雑居ビルで見つかった。電話と関係があるのか?
 行動科学課四名。課長・細川雄司、美人検屍官・一柳清香、ジオラマで現場を再現する3D捜査官・浦島孝太郎巡査長、本間優美、この事件の助っ人・音階捜査官・日高利久が、事件を追う。
 雑居ビルで亡くなっていたのは、喫茶店の雇われマスター・有賀由宇。持ち主のオーナー・近藤保夫妻に気に入られ喫茶店を継ぎ、遺産を残される約束もあった。半グレグループを抜けたい有賀は、リーダーの高野哲人に訴えるが、事実上のリーダー、優秀なリーダーに抜けられては困る高野は有賀の交際相手・鹿内光里を勾引かし監禁した。監禁していた者の中の有賀に好意を持つ者によって電話を渡され、電話ができた。有賀は近藤夫妻の遺産を狙う高野に命令され、近藤夫妻を殺し硫酸で溶かした。そして高野夫妻は近藤夫妻になりすました。近藤夫妻が残した物は頼子夫人の胆石だけだった。なりすましを認めた高野は事件の関与を否定し、近藤夫妻に頼まれたなりすましだと主張する。
 喫茶店の恐竜のフィギュアのお尻からマイクロチップが見付かり、恐竜のうんこの化石のレプリカ・コプトライトの中からスマホが見付かった。有賀の遺書だった。恩人の近藤夫妻を殺し生きている資格がないと思い自死していた。父親と後輩に生命保険を残し、後輩に更生してほしいと書き残した。
 半グレグループの元締め高野は逮捕された。

2020年1月12日日曜日

農家が教えるナスつくり

農家が教えるナスつくり 農文協編
  誘因紐の結び方 垂直一文字仕立て

ナス栽培の基礎と実際 河野隆道

おいしくできる!ナス NHK出版
 絶品のナスを収穫する基本+ぷろのワザ!

2020年1月6日月曜日

古墳と被葬者の謎にせまる

古墳と被葬者の謎にせまる 大塚初重
 1926年生まれ 日本考古学者
 現在、間違いない天皇陵は、天武・持統天皇の合葬陵「檜隈大内陵」(ひのくまのおおうちのみささぎ)が高市郡明日香村野口にある『皇の墓」だということ。

2020年1月4日土曜日

QED㉓ 優曇華の時 

QED㉓ 優曇華の時 高田崇史
 安曇野・穂高で地元の神楽衆の舞手・北川洋一郎が刺殺される。遺体の耳は削がれ「S」の血文字がのこされていた。数日後、二人目の被害者が出た。彼女・蜂谷明美は「黒鬼」と言い残した。そしてくら畔倉誠一が首を吊って見つかった。
 畔倉が彼女・明美が元彼とまだ付き合っていることに嫉妬し、北川を殺し明美も殺してしまい、自殺したということで納まりそうだった。
鵜飼見物に石和を訪れていた桑原崇と棚旗奈々が、フリーのジャーナリスト・小松崎に呼び出され事件現場に向かったことで真相が解明される。
 安曇野は筑前博多近郊の古代海人・安曇族が移り住んだ地だった。
 北川が公民館の中の三姉妹に書いたSは、逆Sの隼人を現す記号だった。北川を殺したのは三姉妹の末娘・理恵と一緒にいた勇人だった。見られた明美を殺したのも黒男の面を着けた勇人だった。三姉妹の父母の事故の真相を知った理恵は北川と明美を恨んでいた。殺すつもりは無かったが殺してしまったのだった。
 理恵と麻里はボートが転覆し亡くなった。助けに飛び込んだ勇人も亡くなった。長女・順子は頼まれた長老・湛蔵が殺してボートに乗せて流された。湛蔵も喉を突いて亡くなった。勇人は順子と湛蔵の子供だった。神楽の話を北川に変えさせないようにするため、三姉妹の父母の交通事故の真相を教えたのも湛蔵だった。北川の話をそのまま三姉妹が鵜呑みにしないようにしたかった。いろんなことが重なって大きな事件になってしまった。